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週刊 PC&周辺機器レビュー 第101回

Sandy世代のThinkPad T420sに見る「ThinkPadらしさ」

2011年05月13日 12時00分更新

文● 池田圭一

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 内蔵光学ドライブは付属のスペースセーバーと交換することで、本体をさらに軽量化できる。また、前機種からの大きな変更点として、内蔵HDDが1.8インチタイプから2.5インチタイプに変更された点も挙げておきたい。比較的安価な高速HDDを選べるだけでなく、普及している同サイズのSSDに換装するなど、ユーザー側での選択肢も増えた。なお光学ドライブ/内蔵HDDともに、それぞれ底面のネジ1個を外すだけで簡単に着脱できる。

スリムタイプのDVDスーパーマルチドライブ(パナソニック DVD-RAM UJ8A2)を搭載。付属のスペースセーバーと交換すれば、若干の軽量化が可能

内蔵する2.5インチHDDもまた、ネジ1本でカバーをあけて交換できる

 キーボードはパンタグラフ支持の従来と同じタイプだ。キーピッチは縦横ともに19mmで、EscキーとDelキーが縦に大きいという特徴がある。レノボが「最高のキーボード」とするだけあって、わずかに湾曲した台形のキートップの感触が心地よいものであった。

断面が台形の通常タイプのキートップを採用。全域にわたってキーピッチは19mm、Tシリーズで定評のあるキーボードはタッチ感も含めて大きくは変わっていない

 一方で、ポインティングデバイスはトラックポイントとタッチパッドの双方を搭載する「ウルトラナビ」。個人的には、文字入力時のタッチパッドを邪魔に感じるものの(どちらか一方をオフにできる)、ビデオコンテンツなどを遠目に楽しむ時には、わずかなリーチの差だがタッチパッドの利用も悪くない。

ウルトラナビとそのプロパティ。トラックポイントとタッチパッドの同時利用や排他利用を設定できる。タッチパッドをモーション感知専用にするのも便利だ

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