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インターネット広告の種類を理解する

2011年07月29日 11時00分更新

文●パワープランニング

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 インターネット広告とは、Webサイトや電子メールといったインターネットを利用した広告宣伝活動のことです。インターネット普及によってメディアとしての価値が高まったことや、他のメディアにはないさまざまな広告手法が開発・展開されることなどで、多くの企業で広く利用されています。2009年にはインターネット広告費が新聞広告費を上回り、テレビ広告費についで2位となりました。

 インターネット広告の大きな特徴は、多様で正確なターゲティング性です。たとえばあるWebサイトの利用者に会員登録をさせた場合、同時にアンケートを用いて、年齢、性別、行動履歴、地域、趣味嗜好などの情報収集ができます。これらの情報を基にユーザーに対して、精度の高いターゲティングが実施できます。

 このように利用者のニーズにマッチした広告配信ができるのは、従来のマスメディアではできないインターネットの最大の特徴です。

インターネット広告の種類

 インターネット広告の種類を、広告フォーマット/課金方法/ターゲティング方法/配信方法の4つに分けて説明します。

 広告フォーマットは、テキスト広告、バナー広告、電子メール広告、検索キーワード連動型広告などが代表例です。

 課金方法は、成果報酬型(売上型成功報酬)とクリック課金型に分かれます。成果報酬型は、ある指定した一定期間の掲載を保証する期間保証型、指定した表示回数を掲載する表示保証型(インプレッション保証型)、クリック数を保証したクリック報酬型(クリックスルー保証型)、アフィリエイト広告などです。クリック課金型は、広告主が指定した検索語によって表示された結果がクリックされることで課金するリスティング広告が代表です。

 ターゲティング方法は、パソコンや携帯電話、スマートフォンなどのデバイス別広告、地域別広告などがあります。

 配信方法は、ユーザーがWebサイトなどにアクセスするプル型と、メールなどでユーザーに情報を送るプッシュ型に分類されます。

インターネット広告の出稿方法

 インターネット広告の出稿は、広告を取り扱っている広告代理店を経由する方法と、広告主が配信先の媒体社と直接やり取りして出稿する方法があります。

 広告代理店を経由して出稿するメリットは、ターゲットや戦略、予算に合わせて各メディアの選定や出稿計画を提案してもらえることです。一方、直接媒体に出稿する場合は、代理店を経由することで発生する中間マージンを省き、その分を出稿費用にまわせるといった利点があります。

著者:パワープランニング株式会社

「人と企業が共に成長し、新しい感動を創る」を経営理念として、2003年7月に会社設立。成長し続けるインターネット市場において、複数のWebサイトを企画・運営。腕時計の圧倒的な品揃えと販売実績を持つ通販サイト「腕時計本舗」、マンションでペット生活を応援するペット用品通販サイト「モコペット」、生命保険に入りたい・見直したいをプロの視点でお手伝いする「みんなの生命保険アドバイザー」などを展開。複数のWebサイトを企画・運営しているが、立ち上げ後の「育成」とに重点を置いた『サイト牧場』という戦略を元に、さまざまな分野で「日本一のサイト」へ挑戦する。

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