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ECサイトの企画で大切なこと

2011年07月28日 11時00分更新

文●パワープランニング

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 ECサイトの企画では、ターゲットとする顧客層を明確にし、サイトの特徴を決め、顧客がECサイトを利用するイメージを描きながら、商品の見せ方、商品購入のフロー、ユーザビリティなどを考慮しつつ運用方法を決定します。

ECサイトの企画で重要なのは「コンセプト」

 ECサイトの企画でもっとも重要なことは「コンセプト」を明確にすることです。コンセプトを明確にすると、扱う商品やサービスの方向性がはっきりします。方向性がはっきりすると、ECサイトの要件やオペレーション(仕入れ、在庫管理)なども計画しやすくなります。

 たとえば腕時計のECサイトを企画する場合、「ターゲット顧客層は20代後半~40代後半までの男性とし、さまざまなブランドの商品を豊富に揃えて、徹底的に安く提供する」といったようなコンセプトを定めます。

 同時に、変化にすばやく対応できる体制の準備も必要です。ECサイトは参入障壁が低く、商品数を揃えやすいため、年々参入が増え続け、競争が激しくなっています。そのうえ、インターネットは技術的な革新やトレンドによって大幅に市場環境が変化することがあり、その変化にすばやく対応することが不可欠です。

ECサイトの企画例

 ECサイトの企画では、コンセプト以外にも、サイト構築方法、ページ構成、プロモーション、カスタマーサポート、物流、決済、法律など多くのことを決定しなければなりません。

 サイト構築方法1つとってみても、自社で独自に構築するのか、ショッピングモールに出店するのか、両方とも進めるのか、といった段階から検討する必要があります。もし、自社でECサイトの構築する場合は、オープンソースのシステムを利用するのか、他の方法を選択するのかを含めて、細かいところまで決定します。

 ページ構成は、新商品ニュースや定番商品をどのページに掲載するのか、商品紹介ページをどのように構成するのか、といった商品に関することから、利用ガイドや配送状況といった商品以外のページの位置付けまでを考えます。また、新商品情報の公開タイミングや掲載方法といった更新の方針も検討します。

 プロモーションは、メールマガジン、リスティング広告、SEOなどの手段を選択したり、プレスリリースの配信、ブログ、SNSの利用計画を立てます。

 このほかにも、入荷・検品・出荷・返品などの物流、決済・入金の方法、法律対策など、決定しなければならないことが多々あります。

 多くの事柄を検討・決定する必要があるECサイトでは、他のサイト以上に「仮説→実行→検証→改善」のPDCAサイクルの導入が不可欠です。企画段階でもPDCAサイクルを意識した内容にすることが重要です。

著者:パワープランニング株式会社

「人と企業が共に成長し、新しい感動を創る」を経営理念として、2003年7月に会社設立。成長し続けるインターネット市場において、複数のWebサイトを企画・運営。腕時計の圧倒的な品揃えと販売実績を持つ通販サイト「腕時計本舗」、マンションでペット生活を応援するペット用品通販サイト「モコペット」、生命保険に入りたい・見直したいをプロの視点でお手伝いする「みんなの生命保険アドバイザー」などを展開。複数のWebサイトを企画・運営しているが、立ち上げ後の「育成」とに重点を置いた『サイト牧場』という戦略を元に、さまざまな分野で「日本一のサイト」へ挑戦する。

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