柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第64回

居間にあふれるリモコンをiPhoneにまとめて使う技

　ちなみに、キーワードに「karaoke」と入れて検索すると、「DAM」や「JOYSOUND」といったカラオケサービスのリモコンデータもダウンロードできる。これを使えば、店のリモコンを使わずに曲を入れたり、ボイスチェンジなどの各種操作がiPhoneで可能だ。これは結構自慢できる小技だ。

カラオケでL5 Remoteを使って自慢しよう(画面はJOYSOUND用リモコン)

古いiPod touchやiPhoneを
専用リモコンにしてしまおう

　L5 remoteで邪魔なリモコンが一掃できたのは快適そのもの。しかも常に身につけているiPhoneで操作できるので、リモコンを探し回る必要もない。筆者は基本操作だけをまとめたリモコンを常用しているので、アプリのリモコンを切り替える手間もかからず、実に快適だ。画面をタップする以上、ブラインド操作はまず無理だが、特に不自由はしていない。

　しかし、iPhoneは電話やメール、Twitterにちょっとした調べ物など、頻繁に利用するデバイスである。リモコンを使う度に、いちいちアプリを切り替えるのは面倒だ。そこで筆者は、使っていない古いiPhoneでL5 remoteを利用することにした。リモコンデータはクラウド経由でダウンロードすればいい。動作速度の遅いiPhone 3Gでも、問題なく操作できる。もし手元に古いiPod touchやiPhoneがあるなら、専用リモコンとして使うことをお勧めする。

■関連サイト

• L5 remote 製品情報

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」（技術評論社）、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。