こうして作ったリモコンを使う際には、リモコンの選択画面から操作したいデバイスを開く必要がある。そのため、「テレビの電源を入れてから、DVDを再生する」といった連続操作だと、やや手間がかかる。そんな時は、複数デバイスのボタンをひとつにまとめたリモコンを作成すると便利だ。
ボタンの中には「引き出し」といって、通常は折りたんだ状態で使う時だけ表示するボタンもあるので、多数のボタンもスマートに配置できる。テレビやレコーダー、オーディオコンポ向けには、あらかじめコンパクトにまとめられたパネルが用意されているので、そちらを利用してもいい。
リモコンは1000種類も作成できるし、ボタンは10万個(!)まで配置できるので、どんどん作って使いやすいレイアウトを見つけたい。マクロ登録も可能なので、「テレビの電源を入れてから、各チャンネルを10秒ずつ表示する」といった操作も、1ボタンでできる。
クラウド経由でリモコンのデータを共有する
L5 remoteには、作成したリモコンをほかのiPhoneやiPod touch、iPadにコピーしたりバックアップを取るために、「L5 Cloud」というクラウドサービスが用意されている。無料でアカウントを作成できるほか、他人とリモコンのデータを共有することも可能だ。
L5 Cloudには、多くのユーザーが作成したリモコンデータが公開されている。もし、自分が使っているテレビやレコーダーが登録されていれば、そのデータを利用することもできる。しかし筆者手持ちの機器では、ほとんどヒットしなかった。
そこでお勧めなのが、「User Defined」を選択して「検索」画面を開き、「REGZA」や「YAMAHA AMP」といったざっくりした単語で探してみることだ。型番まで合っていなくても、とりあえずダウンロードして試してみよう。動作すればもうけもの。もし正常に操作できなくても、編集画面で信号を登録すればいい。少なくとも、レイアウトはおおむねきちんと作成されているので、手間が大幅に省ける。
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