このページの本文へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第64回

居間にあふれるリモコンをiPhoneにまとめて使う技

2011年05月10日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 こうして作ったリモコンを使う際には、リモコンの選択画面から操作したいデバイスを開く必要がある。そのため、「テレビの電源を入れてから、DVDを再生する」といった連続操作だと、やや手間がかかる。そんな時は、複数デバイスのボタンをひとつにまとめたリモコンを作成すると便利だ。

 ボタンの中には「引き出し」といって、通常は折りたんだ状態で使う時だけ表示するボタンもあるので、多数のボタンもスマートに配置できる。テレビやレコーダー、オーディオコンポ向けには、あらかじめコンパクトにまとめられたパネルが用意されているので、そちらを利用してもいい。

複数デバイスをひとつで操作するリモコンを作成。ボタンをタップすると、ボタンの編集メニューが表示される

 リモコンは1000種類も作成できるし、ボタンは10万個(!)まで配置できるので、どんどん作って使いやすいレイアウトを見つけたい。マクロ登録も可能なので、「テレビの電源を入れてから、各チャンネルを10秒ずつ表示する」といった操作も、1ボタンでできる。

クラウド経由でリモコンのデータを共有する

 L5 remoteには、作成したリモコンをほかのiPhoneやiPod touch、iPadにコピーしたりバックアップを取るために、「L5 Cloud」というクラウドサービスが用意されている。無料でアカウントを作成できるほか、他人とリモコンのデータを共有することも可能だ。

リモコンを開いた状態で左下の「L5 Cloud」アイコンをタップすると、自分のリモコンをアップロードできる。他人には公開しない設定にもできる

ダウンロードには、リモコンの選択画面で「L5 Cloud」のアイコンをタップし、ブランド項目で「My Remote」を選択する

アップロードされているデータが表示されるので、タップしてダウンロードする。画面上では日本語名が文字化けするが、ダウンロードすれば正常に表示される

 L5 Cloudには、多くのユーザーが作成したリモコンデータが公開されている。もし、自分が使っているテレビやレコーダーが登録されていれば、そのデータを利用することもできる。しかし筆者手持ちの機器では、ほとんどヒットしなかった。

 そこでお勧めなのが、「User Defined」を選択して「検索」画面を開き、「REGZA」や「YAMAHA AMP」といったざっくりした単語で探してみることだ。型番まで合っていなくても、とりあえずダウンロードして試してみよう。動作すればもうけもの。もし正常に操作できなくても、編集画面で信号を登録すればいい。少なくとも、レイアウトはおおむねきちんと作成されているので、手間が大幅に省ける。

キーワードを「REGZA 55RE1」として検索しても見つからない。そこで「REGZA」で探したところ、いくつも見つかった

信号(コード)と一緒にダウンロードするほか、「レイアウトのみ」も選べる。配置だけ参考にしたいときなどに利用しよう

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン