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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第66回

DirectX 11対応のグラフィックス機能内蔵CPUに注目

AMD E-350搭載のLenovo G475、その実力は?

2011年05月19日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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ベンチマークの数値で確認!!
低価格モデルとして十分な性能

 Windows 7の快適さを示す「Windows エクスペリエンスインデックス」の結果は以下のようになった。低価格帯のノートPCでは「グラフィックス」、ハイエンドモデルでは「プライマリハードディスク」などが低スコアになることが多いのだが、「Lenovo G475」(436022J)では「プロセッサ」(CPU)が最も低いサブスコアとなっている。

 パソコンの基本性能というと、まずCPUに目が行きがちだが、実は文書作成やネットなどではその性能を使い切ることは少ない。一方で3D処理や動画再生など負荷の高い処理は専用の機能に任せる。というのがAMD E-350を含む「Fusion APU」の特徴だ。その思想がWindows エクスペリエンスインデックスの結果にも表れている。

「Lenovo G475」(436022J)の「Windows エクスペリエンスインデックス」実行結果

ブラウジングやDVD鑑賞には十分

 Lenovo G475(436022J)を実際に使ってみたところ、Windows 7の起動には1分ほどかかった。最近の機種としては長めだが、待てないほどではない。また、各種ソフトを起動するときには短時間ながら待ち時間が発生する。さすがに、ハイスペックPC同様ストレスなく使えるとはいかないが、一度起動させてしまえば、その印象は変わってくる。

右ウィンドウの折れ線グラフがブラウジング中のCPU負荷率。ブラウザー起動時に一瞬80%程度の使用率に跳ね上がるが、その後はすぐに落ち着いて、ページ閲覧中は10%程度で推移する

 例えばブラウジングでは、Internet Explorerを起動した場合、標準でセットされている「MSN」トップページと、レノボのサイトトップを開ききるまでで13秒程度かかった。これは、アイコンをクリックした後待たされている感のある時間だ。

 しかしその後のページ移動はひっかかりなく高速。しかも14型ということもあり、フルスクリーン表示にすれば、十分に情報を読み取れる広さが確保でき、頻繁に画面スクロールをする必要も少ない。

DVD鑑賞中のCPU負荷率。起動直後に急激にCPU負荷が高まるが、その後は低水準で推移する

 同様にDVD鑑賞でも負荷を感じることはまずない。Windows Media Playerを起動した直後は瞬間的に90%以上になるが、その後は新たなチャプター読み込み時など時折40%程度まで負荷が上がるものの、おおむね20%台で推移していた。家庭での一般的な利用範囲では、十分力を発揮してくれることが分かる結果となったのだ。

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