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標準電圧版Core i7+SSDの実力は衝撃的!

圧巻!約10秒の高速起動、Let'snote J10のプレミアムな性能

2011年05月17日 10時00分更新

文● 広田稔、写真●篠原孝志(パシャ)

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ベンチマークソフト「PCMark Vantage 1.0.2」を使い、Coire i7+SSDモデルで計測。メモリー容量を8/16GBと変えて試してみた。「HDD」の項目でSSDの高速性を確認できる

 さらにメモリーが標準で8GB、拡張すれば16GBというのもモバイルノートとしては異例だ。1kg前後の超軽量モバイルで、オンボード8GBメモリーを搭載する機種も珍しいが、メモリー拡張できる機種というのも意外に少ない。

 標準で64bit版のWindows 7をインストールしているので、32bit版OSで問題となる3.5GBの壁もない。例えば、画像編集ソフトで画像を何十枚も開くような、メモリーを大量に消費する作業では、快適さに差が出てくる。またベンチ結果で表れているが、動画再生やゲームといった高負荷な作業ではそのメリットが体感できる。性能にこだわるのであれば、ぜひとも16GBへの拡張を検討したいところだ。

 Windows 7のエディションも個人向けノートで一般的なHome PremiumではなくProfessional。XPモードの採用、リモートデスクトップ、ネットワークバックアップ、ドメイン参加などが特徴だ。個人はもちろん、企業でも役立つ機能を採用している。ビジネスモバイルとして本機を検討しているのであれば、心強い限りだろう。

 プレミアムエディションだけではないが、今回の夏モデルからUSB 3.0を新たに採用した。USB 3.0/2.0を経由してデータを外付けHDDにコピーするテストを実施してみたところ、1GBの単一ファイルでは半分以下、1GBぶんの複数ファイルを入れたフォルダーでは4分の3とUSB 3.0の速さを体感できた。

左側面にUSB 3.0端子を1基用意。右側面にはUSB 2.0端子が2基ある

1GBの単一ファイルと、約6万のファイルをひとつのフォルダーに集めた1GBぶんフォルダーを、内蔵SSDから外付けHDDにコピーするのにかかった時間を計測。同じディスクにコピーしていても、USB 3.0のほうが明らかに速い

 Core i7、SSD、16GBメモリー、USB 3.0と処理性能にこだわった仕様は、まさに「最強のモバイル」と呼ぶのにふさわしいだろう。


約10秒起動を実現する「クイックブートマネージャー」

パナソニックロゴを省略するなどして、起動速度をさらに速めてくれる。設定もソフトを起動して、「簡単高速起動モード」をクリックするだけと非常にカンタンだ

 速さでもうひとつ注目したいのが、付属ソフトの「クイックブートマネージャー」。SSDモデルはそもそもマシンの起動が速いが、このソフトで最適化すると電源オン後、約10秒でマシンを操作できるようになる。

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