Lenovo Ideaシリーズ大研究 第71回

熱管理ユーティリティ、高速起動の自動化ソフトを解説

Win 7が高速起動！ レノボ「Enhanced Experience 2.0」

節電に役立つ！
ワンクリックで電源を管理できる「Lenovo Energy Management Software 6.0」

　「Lenovo Energy Management Software 6.0」は、「バッテリー利用中は省電力」、「AC電源の利用時は、消費電力を気にせず高パフォーマンスで」など、バッテリー消費とマシンパワーのバランスを設定する“電源スキーム”を簡単に切り替えられるユーティリティだ。

　標準では「Energy Star」、「高パフォーマンス」、「バランス」、「スーパー省エネルギー」という4つのスキームが用意されており、アイコンをクリックするだけで切り替えられる。

「Lenovo Energy Management Software 6.0」は4つの電源スキームを用意

　また、各スキームの「詳細設定」を変更して、利用環境に合わせてカスタム化を行なうことも可能だ。たとえば、一番省電力なスキームであるスーパー省エネルギーは、標準の設定ではWindowsを操作してない状態が1分間続いただけで画面が暗くなってしまう。普段はデスク上で使うことが多いから、せめて5分間に延長したいといった変更も簡単に行なえる。好みの設定にしておけば、自分に合った環境を構築できるだけでなく、節電にもつなげやすい。

バッテリーの利用方法をユーザーが選択可能だ

　さらにLenovo Energy Management Softwareは、バッテリーの使い方についても設定できる。繰り返し充電できる回数を伸ばすために満充電しないようにするか、たとえ充電回数は少なくなってもたっぷりと充電して1度の充電で使える時間を延ばすかという選択ができるのだ。

　標準では、バッテリー作動時間を増やす「バッテリー作動時間の最適化」になっているが、充電回数を増やしたいなら「最高のバッテリー健全性」にチェックを入れるといいだろう。

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