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ライティングの基本はもちろん、ムービー変換も大幅にパワーアップ

「Toast 11 Titanium」を徹底レビュー!

2011年05月16日 20時00分更新

文● 宮下英之、MacPeople編集部

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NVIDIA製GPU搭載マシンなら
エンコード速度が劇的にアップ

 Toast 11の目玉新機能が「VideoBoost」だ。米NVIDIA社製GPUが採用するアーキテクチャー「NVIDIA CUDA」を駆使して、エンコード時間を大幅に短縮できる。効果があるのはH.264フォーマットへのエンコード時のみだが、Apple TV/iPad/iPhoneといったアップル製品だけでなく、「プレイステーション 3」や「Xbox」をはじめとするゲーム機、YouTube/Facebook用など多くのソースで使われる形式のため、恩恵は大きい。

Toast 11 Titanium

「VideoBoost」機能は変換設定ウィンドウでオン/オフを切り替えられる。H.264形式のみの対応だが、設定画面で形式を確認できるためわかりやすい

 この高速化機能を利用するには「NVIDIA CUDA」ドライバーをユーザーが組み込む必要がある。実際にVideoBoostを切り替えた検証では、約3倍もの速度差があった。

Toast 11 Titanium

NVIDIA社のウェブサイトにある「NVIDIA CUDA」ドライバーをインストールすると「システム環境設定」にパネルが追加される。現行のMacBook/同AirやMac miniをはじめ、1世代前のMacBookシリーズでも利用できる

Toast 11 Titanium

MacBook Pro 2.53GHz(GeForce GT 330M)を使い、約1分のハイビジョン動画(670MB)を「Apple TV」形式に変換した。グラフの数値はVideoBoost機能オフ時を基準とした相対値でカッコ内が実測値。「QuickTime Player」による変換よりも高速だ


(次ページに続く)

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