このページの本文へ

ライティングの基本はもちろん、ムービー変換も大幅にパワーアップ

「Toast 11 Titanium」を徹底レビュー!

2011年05月16日 20時00分更新

文● 宮下英之、MacPeople編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ディスク作成や変換だけにとどまらない
Roxio Toast 11 Titaniumのお役立ち機能

 Toast 11は、YouTube/Facebookなどの動画共有サイトに最適な形式に変換し、直接登録できる機能を持つ。YouTubeの場合は同時にTwitterにリンクを公開するオプションも用意されている。また、本ソフトを使わずにウェブブラウザーからYouTubeに動画をアップロードすると、エンコード作業などで公開まで時間がかかるが、Toast 11ではアップロードにかかる時間が短いのもメリット。公開と同時にTwitterで告知できるので、アクセスアップにも役に立つだろう。

Toast 11 Titanium

変換項目としてYouTube/Facebook/Vimeoなどが追加され、動画の品質もリストから選ぶだけでいい

Toast 11 Titanium

書き出し形式選択ウィンドウで「変換」または「スケジュール」をクリックすると、Twitterへの投稿を設定できる。Twitterで告知してYouTubeへ導くといった連携も簡単だ

 また、バージョン11の新機能で注目したいのが、複数ドライブへの同時書き込みだ。同じ書き込み方式に限定されるものの、1枚ぶんの時間で光学式ドライブの数だけ作成できるため、大幅な時間短縮になる。あまり一般的ではないが、業務で大量のディスクを用意しなくてはならないユーザーにはありがたい機能だ。

複数の光学式ドライブを接続すると「複数のレコーダーを選択」を選べるようになる。書き込み速度は遅いドライブに統一されるが、接続台数に制限はなく、USBハブ経由の接続にも対応する

 さらに「Extra」メニューから呼び出せる付属アプリも充実しており、バックアップ/音声録音/ラベル作成/動画再生アプリなどがそろう。例えば、Mac用フォーマットのみだが、付属アプリ「DiskCatalog Maker」と連携してディスク作成時にデータのカタログを作成する機能も用意されている。

Toast 11 Titanium

ドライブ設定にある「高度な設定」タブに「ディスク内容のカタログを〜」というチェックが用意されている。「データ」で「Mac」を選ぶと、「DiskCatalog Maker」で自動的にカタログ化してくれる

Toast 11の主な付属アプリ
Get BackUp 2 RE バックアップアプリ。システムを丸ごと複製して起動ディスクを作れるクローンや、2つのフォルダーの同期などにも対応
Spin Doctor オーディオインターフェースから取り込んだサウンドを編集するアプリ。マックで再生している音声も録音できる
Disc Cover 3 RE CDやDVDのレーベル面をデザイン/印刷するアプリ。テンプレートから選ぶだけでよく、オリジナルデザインも保存できる
DiscCatalog Maker RE データディスクのカタログデータベース作成アプリ。圧縮データもカタログ化され、ディスク本体がなくても高速に検索できる
Roxio Video Player AVCHDの元データであるMTS形式など、本アプリで扱えるデータを再生するためのプレーヤー。ただし、Blu-rayの再生には対応しない
「Extra」メニューから使用できるアプリは6本だが、そのうちの「TiVo Transfer」と、「Toast 11 Titanium」フォルダーに収められている「Mac2Tivo」は海外で普及しているテレビレコーダー用のアプリで、国内での使い道はない

(次ページに続く)

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中