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ライティングの基本はもちろん、ムービー変換も大幅にパワーアップ

「Toast 11 Titanium」を徹底レビュー!

2011年05月16日 20時00分更新

文● 宮下英之、MacPeople編集部

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「MacでBlu-ray」は
そろそろ現実的になったのか!?

 MacではiMovieや「Final Cut」シリーズでAVCHDなどのハイビジョンムービーを編集可能なものの、Blu-rayディスクを標準アプリで作成することはできない。しかし本アプリでは、AVCHD動画のデータ書き込みやアーカイブ作成にBlu-rayディスクを利用できる。またHD/BDプラグインとBlu-rayドライブを用意すると、AVDHDやBlu-rayビデオディスクのオーサリングも可能で、クリップのトリミング機能もある。

Toast 11 Titanium

Blu-rayのオーサリング操作はDVDと同じ。「BDMV」形式でのアーカイブ時にも当然Blu-rayを利用できる。また、「高画質DVD」(AVCHD DVD)を作成することも可能だ

 AVCHD素材から「Macbeth Blu-ray Slim」を使用してBlu-rayディスクを作成したところ、iLifeでダウンコンバートして解像度や形式を変換するDVD作成時に比べてエンコード処理時間は短く、書き込み時のCPU占有率も30%程度とそれほど変わらなかった。

Toast 11 Titanium

今回のBlu-rayディスクの検証に使用した、秋葉館の「Macbeth Blu-ray Slim」。パナソニック(株)製のSATA接続ドライブ「UJー240」を搭載した、トレー方式のポータブルBlu-rayドライブだ。インターフェースはUSB 2.0。対応システムは、OS X10.5.8以上

 ただし、付属の「RoxioVideoPlayer」は、Blu-rayビデオの再生に対応していない。

Toast 11 Titanium

Toast 11で作成したBlu-rayディスクは、「プレイステーション 3」で問題なく再生できた。本アプリで作成したメニュー画面からチャプター選択なども操作可能だ

 50GBもの大容量を誇るBlu-rayディスクは、DVDにはまとめて保存しきれないAVCHDのアーカイブなどに最適なツールだ。Blu-ray用のドライブも2万円前後と手ごろな価格で入手できるため、再生は一般のBlu-rayプレーヤーと割り切れば、導入する価値はある。


(次ページに続く)

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