震災の影響で公開が延期されていた「Internet Explorer 9正式版」(以下、IE9)の日本語バージョンが4月26日にようやく公開された。今回のバージョンでは、UIを刷新して操作性を向上させたほか、新JavaScriptエンジンの導入やグラフィックチップの活用による高速化などが図られている。
また、HTML5に対応し、積極的に新しいウェブ標準技術を採り入れている点もポイントだ。次世代プラットフォームとなる可能性を秘めたHTML5に対応することで、動画や音楽データをよりスムーズに扱えるなど、より「ブラウザー上でできること」が増える。ウェブアプリケーションの高機能化が進むことを考慮すれば、見逃せないブラッシュアップと言える。
ここではHTML5への対応にどんな意義があるのか、どのようなサイトを利用できるのかなど、ウェブ標準化の面からIE9をチェックしてみよう。
