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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第63回

素敵なアプリでiPad 2の魅力を自慢しまくる技

2011年05月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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マイクロソフトが本気を出したパノラマ写真アプリ「Photosynth」

 登場したばかりながら、すでに「神アプリ」と評価も高いマイクロソフトの「Photosynth」(無料)も面白い。iPhone用に最適化されているためiPad 2では少々操作しにくいし、解像度も低いが、作成したパノラマ写真を大画面で楽しめるのは面白い。

 ちなみに、何らかの理由で高解像度写真が欲しいなら、裏技もある。iPhoneアプリの「DateCam S - 写真に日付を」(無料)を利用すれば、2600×1200ドットや2048×1536ドットの写真が撮れる。ただしカメラは変わらないので、実際は画像を拡大しているだけ。だから画質は向上しないが、無料アプリなのでiPad 2にインストールしておいても損はないだろう。

「DateCam S - 写真に日付を」。起動後の設定画面で解像度を選択する

 女性iPhoneユーザー必須の手鏡アプリ「ハンドミラー」(無料)も、iPad 2対応版が早速登場した。iPad 2と合わせて女性に見せてあげると面白がられるだろう。

 アップル謹製の動画編集アプリ「iMovie」(600円)も是非購入したいところ。「カメラの画質がやや残念」と書いたが、それは静止画でのこと。動画はHD画質でなかなかきれいなので、どんどん撮り貯めてiMovieで作品に仕上げてみてはどうだろう。飲み会の合間にその場で作ったりすると、喜んでもらえるはず。

iPad 2の動画は静止画よりもきれい。積極的に撮影して「iMovie」で編集しよう

 テレビ電話ができる「FaceTime」アプリもプレインストールされており、Wi-Fiモデルでも利用できる。ただし1対1で使うと、画面が大きすぎてなんだか少々怖い。何人かで同時に話すテレビ会議っぽく利用すると面白そうだ。

iPad 2は買うべきか? 買うならどのモデル?

 初代iPadを持っていない人なら、iPad 2はぜひ購入をお薦めする。薄くなったiPad 2なら、カバンに入れて持ち出すのも楽だ。アプリも十分増えてきたし、初代iPadが登場した頃のようなOSの機能制限や性能不足もない。価格は初代iPadよりも安くなっており、64GBモデルにいたっては8000円も値下がりしている。

 ストレージ容量の選択は、利用スタイルによる。アプリのみなら16GBでも問題ないが、写真や音楽をたくさん利用するなら32GB以上は欲しいところ。「動画や自炊書籍を大量に持ち歩きたい」と言うなら、ストレージ容量はいくらあっても足りないので、64GBをチョイスするしかない。上位モデルほど容量あたりの単価が安いのがニクイ。

 一方で、初代iPadユーザーが買い換えなければいけないほどの違いはない。例えるなら、iPhone 3Gから3GSくらいの違いはあるが、iPhone 3GSから4への違いよりは小さい。ストレージの容量増加を検討していたり、動作の遅さに困っているのでなければ、iPad 2は様子見でもいいだろう。とはいえ、次期モデルが出るまでは値下がりしないので、買う気があるなら早めに買って楽しんだ方が得だ。

 iPad 2はこの先1ヵ月くらいは注目を集め続けるはずだ。ビジネスからプライベートまで話題のフックに使えるし、友人と楽しい時間を過ごすツールとして活用できる。iPad 2を手に入れたなら、是非とも積極的に自慢しまくって楽しもう。

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筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。


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