ウェブブラウザーも戦略ゲームもサクサク動く
iPad 2はとにかく速い。CPUがデュアルコアになって、グラフィックス機能がパワーアップ。メモリー容量も2倍になったなら速いのも当然だが、それにしてもいちいち快適だ。まずウェブの表示が速い。iPad 2とiPadのSafariで、JavaScriptベンチマーク「SunSpider」を実行したところ、iPadの3420.4ミリ秒に対して、iPad 2は2162.9ミリ秒と、約37%高速化している。タブの切り替えも快適で、ウェブ閲覧端末としてさらに一皮むけた感じだ。
iPad 2を人に自慢するなら、まずはウェブページを見せるのが手っ取り早い。パソコン並の画面が手元で見られて、おまけにそれがサクサク動くので驚いてくれるだろう。文字サイズが小さいなら、ピンチ操作で拡大。読書するようにウェブを閲覧できることを見せてあげよう。
その際注意したいのが、検索履歴やブックマークに人に見られたくない内容が露出しないようにすること。他人がiPadを操作しているときに、見てはいけないものを見てしまったことが何度かある。設定から履歴やキャッシュは削除できるが、これをし忘れたらどうしようもない。
人に見られたくないコンテンツを楽しむときは、Safari以外のブラウザーを使うといい。「iLunascape」(無料)などのウェブブラウザーが公開されている。
mixiアプリなどを遊んでいる人が「iPhoneやiPadはFlashが動かないのは嫌」などと言ってきたら、「iSWiFTER」(無料)を見せてあげよう。iSWiFTERはゲームアプリだが、「Browse Website」機能でウェブブラウザー代わりにも使える。しかも、Flashコンテンツを表示できるのが特徴だ。サーバーを介して表示するのでタイムラグはあるが、人気mixiアプリの「サンシャイン牧場」などは普通に操作できる。
iPhone用のカメラアプリを活用する
iPad 2のカメラ性能は、iPhone 4に比べるとやや残念なレベルなのは既報のとおりだ。フロントカメラは解像度640×480ドット、バックカメラでさえ960×720ドットどまりである。だが解像度が低くても、楽しめるカメラアプリはある。今はまだiPad 2のカメラ機能に対応したアプリが少ないので、まずはiPhone用のアプリを利用しよう。
まずお薦めなのが「Color Splash for iPad」(230円)。写真をモノクロで取り込み、指でなぞったところを部分的にカラーに戻すアプリだ。
アーティスティックな写真編集が手軽に楽しめるので、iPhone版は人気だが、カメラのない初代iPadではなんらかの手段で写真をコピーしなければならないので、一手間かかるのがイマイチだった。しかしiPad 2なら、内蔵カメラで撮影できる。モノクロ写真だと、カメラの性能を多少はごまかせるのもいい。操作は簡単なので、準備ができたら友だちに操作させてみよう。アート魂に火が付いて盛り上がること間違いなしだ。

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