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2011年度のスマートフォン販売は2010年度の倍以上 600万台を見込む

ドコモ決算発表 Xi対応ルーターが今夏 スマホは今冬登場

2011年04月28日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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パケット料金が今後の収益の基盤に
12月以降はスマホのシェアでもトップに

 2010年度の決算における注目ポイントとしては、音声収入の減少の一方で、パケット収入の増大が挙げられる。2010年には音声ARPUとパケットARPUが逆転(ARPUはユーザー1人あたりの収入)。この傾向はスマートフォンの普及とともに拡大が進む傾向が強く、特にパケットARPUの伸びには期待が持てるとする。結果として、音声とパケットを合わせたARPUの減少傾向は2011年で下げ止まり、2012年以降からは上昇に転じると見る。

音声ARPUをパケットARPUが追い越した。もちろんこれからもスマートフォンに力を入れる

 そこで必要なのはやはりスマートフォンの推進。2010年度も「GALAXY S」をリリース以降は特に好調で、GfK Japanによる量販店におけるキャリア別スマートフォン販売シェアでもトップに立っている。結果として1年前には「100万台が目標」と語っていたスマートフォンの販売数は252万台にまで達した。これを2011年度には600万台を目標とする。この中でタブレット端末は「1割程度」と考えているとのことだ。

夏モデル発表会もそろそろ?
Xiはモバイルルーターやタブレットも出る!

 そのために必要なのはやっぱり新製品。2011年度に発売される機種数の半数以上がスマートフォンになる。また40才以上の世代や女性をターゲットに、デザイン・カラーバリエーションの拡充、使い勝手のいいインターフェースの提供も重要なポイントと語る。夏モデルについては、震災による部材調達の遅れが一部であるため、例年より2週間程度遅れる可能性があるとも示唆されたが、そう遠くない時期の発表会が期待できそうだ。

増大するトラフィックに対応するため、Xiのエリアも拡大する。Xi対応ルーターは夏登場!

 増大するトラフィックを捌くためにもLTEサービス「Xi」にも積極的に取り組む。2010年度は5万の目標に対し、2万6000契約に留まっているが、USB接続型端末のみリリースされている現状では当然との見方もできる。2011年度に100万契約という目標を達成するために、今夏にXi対応モバイルルーターを発売、秋にはXi対応タブレット、さらに冬にはXi対応スマートフォンと続けて端末をリリース予定である。


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