このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

Lenovo Ideaシリーズ大研究 第61回

リビングを強く意識した、薄型オールインワンデスクトップ

Fusion APU採用! 18.5型ボードPC「Lenovo C205」に迫る!!

2011年05月12日 11時00分更新

文● エースラッシュ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ケーブルがスッキリまとめやすい!
絞り込まれたインターフェース群

 Lenovo C205の背面を見ると、スタンドの中央にケーブルを通すための穴が空いている。電源ケーブルやUSBケーブルをここに通せば、とかく乱雑になりがちなパソコンの背面部分もスッキリとまとめられる。何本ものケーブルが絡み合って見苦しくなるという心配がない。

背面にはUSB 2.0×3、Gigabit Ethernet端子、PS/2端子を配置

 インターフェースは必須といえるものに絞り込まれており、背面にはUSB 2.0端子×3、有線LAN(Gigabit Ethernet:1000BASE-T)端子、PS/2端子が配置されている。本体右側面には光学式ドライブのみが配置されており、左側面に5in1カードリーダー×1、USB 2.0×2、オーディオ入出力端子が配置されている構成だ。5in1カードリーダーは、SD/SDHCメモリーカード、マルチメディア・カード、メモリースティック、メモリースティックProに対応しており、デジタルカメラで撮影した画像を取り込むのも簡単だ。

右側面は光学ドライブのみ

左側面に5in1カードリーダー×1、USB 2.0×2、オーディオ入出力端子を配置

 USB 2.0端子は合計5つ。付属キーボードはPS/2接続タイプのため、USBマウスを接続しても、4つの端子が自由に使える。複合機や携帯音楽プレーヤー、デジタルカメラなど、USBケーブルを利用してPCと接続する周辺機器が多い人は、非常に助かるはずだ。最近ではUSB経由で充電する機器も増えているので、多くて困ることはない。

 Lenovo C205は、スマートな筐体に必須の機能/インターフェースをまとめきり、実売価格5万円前後で購入できる。極めてお手頃なボードPCだ。ディスプレーサイズも18.5型と適度な大きさなので、初めてPCを買うユーザーだけでなく、すでにノートPCを持っているユーザーなどが“母艦”代わりに使うのにもとてもいいモデルだ。

「Lenovo C205」(77293AJ)のここに注目

 「Lenovo C205」(77293AJ)は、CPUとグラフィックス機能を統合したFusion APU「AMD E-350」、18.5型ノングレア液晶を備えながら実売価格5万円前後で購入できる。メールやウェブブラウジング、DVD鑑賞といった用途でオールインワンタイプのボードPCの購入を考えているなら、ぜひその候補に入れてほしい。

 曲線を基調とするメタリックホワイトの筐体により、ひとり暮らしの独身ユーザーのワンルーム、また家族が集まるリビングのどちらにおいてもなじむだろう。

※レーダーチャートは、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果および、競合機種の原稿執筆時点での平均スペックなどを基準に編集部で独自に作成したものです。製品の特徴をつかむためにご活用ください。

「Lenovo C205」(77293AJ)の主な仕様
CPU AMD E-350(1.6GHz)
チップセット AMD A50M Fusion コントローラ ハブ
メインメモリー(最大) 2GB (2GB)
メモリースロット(空き) 2(1)/PC3-10600 DDR3 SDRAM
HDD容量 320GB(2.5インチ、回転速度5400rpm)
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(トレイ式/DVD±R/DVD±RW/DVD±R DL/DVD-RAM/CD-R/CD-RWの読み書きに対応)
ビデオチップ CPU内蔵(AMD Radeon HD 6310)
ビデオメモリー 最大256MB(メインメモリーと共有)
ディスプレー 18.5型ワイド HD液晶(16:9、光沢なし)
解像度 1366×768ドット
通信機能 1000BASE-TX、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
インターフェース USB 2.0×5、PS/2端子×1、マイクロホン端子×1、ヘッドホン端子×1ほか
カードスロット 5in1メディア・カード・リーダー
本体サイズ 幅461×奥行き167×高さ385mm
重量 約5.8kg
OS Windows 7 Home Premium 64bit 正規版
Officeソフト
保証期間 1年間
価格 オープンプライス

前へ 1 2 3 4 次へ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中