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西日本のデータセンターという選択肢 第5回

IIJ GIOプライベートHaaSの提供も開始

IIJ、コンテナ型DCによる「松江データセンターパーク」を開設

2011年04月27日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月26日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は国内初の商用外気冷却コンテナユニットを用いたデータセンターによる「松江データセンターパーク」を開設した。

コンテナ型データセンターの外観

 IIJが開発したコンテナユニット「IZmo(イズモ)」にサーバーなどのIT機器をキッティング。サーバーを搭載したまま運搬することで、2009年から約8カ月弱という短期間で稼働を開始できたという。なお、IZmoは、2011年3月25日に国土交通省から発出された技術的助言(国住指第4933号)「コンテナ型データセンタに係る建築基準法の取り扱いについて」に基づいており、建築基準法の建築物に該当しない外気冷却コンテナ型データセンターになるとのこと。

松江データパーク外観正面

コンテナ型データセンターの内部

コンテナ運搬の様子

 あわせて同データセンターを利用した新サービス「IIJ GIOプライベートHaaS(Hardware as a Service)」の提供を開始する。これは顧客IT機器をIZmoに収容し、ネットワーク接続とあわせコンテナ単位で提供するサービス。調達や機器のキッティングはNEC、日本ヒューレット・パッカード、富士通などの工場で実施する。3・11以降急増する東日本以外のデータセンター移設を考える顧客のニーズに応えるという。

 IIJ GIOプライベートHaaSの提供内容は、300台の機器を搭載した19インチラック(46U)×9ラック、1Gbpsのネットワークで、参考価格は月額900万円となる。

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