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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第62回

ゲーム機やスマホの画面をPCでキャプチャーする技

2011年04月26日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 キャプチャーソフトのプレビュー画面は小さいが、フルスクリーン表示も可能で、細かい部分のチェックも可能。「キャプチャ」をクリックすれば録画、カメラのアイコンをクリックすると静止画をキャプチャーできる。

無事PS3の「XMB」画面を表示できた

こちらがキャプチャーした画像

 続いてゲームのキャプチャーにも挑戦してみた。セガの「BAYONETTA」やカプコンの「ストリートファイターIV」では、オープニングムービーからプレイ画面まで問題なく表示できた。もしサウンドが流れない場合は、PS3の「音声出力設定」を「自動」にすればいい。

ゲームの画面をオープニングムービーからキレイにプレビュー・録画できる

サウンドが再生されない、もしくはひどいノイズが流れる場合は、PS3側の音声出力設定を「自動」にする

 ゲームの画面を1280×720ドットの60fpsで、MPEG-2の最高画質で録画したところ、4分30秒の動画で約200MBになった。画質は「良好~中間~最高」と調整できるが、MPEG-2の最高画質以外は劣化が激しく、ブロックノイズが気になる。ファイルサイズがもっと大きくなってもいいので、高画質で撮れるオプションが欲しいところだ。

 ちなみに、デジカメで撮影した映像コンテンツをHDMI経由で録画したところ、1920×1080ドット、24fps、MPEG-2の最高画質の設定で、4分30秒のキャプチャーで約511MBとなった。

ゲームのプレイ状況も録画できる

キャプチャーした画像(掲載用に800×450ドットに縮小済み)

MPEG-2の「良好」画質設定。文字のまわりにややノイズが見える

同じくMPEG-2の「最高」画質

 小さなプレビュー画面ならプレイするには問題ないが、全画面表示しながら録画すると、表示に遅延が発生する。アクションゲームでは耐えられないほどなので要注意だ。のちほど紹介するビデオキャプチャーソフトを利用すれば、この遅延は抑えられる。

 ちなみに、Blackmagic Design社のキャプチャーカード「Intensity Pro」のような「HDMIスルー出力端子」を備えている製品なら、スルー出力にテレビをつなげば、ほぼ遅延なくプレイできる。HDMIビデオキャプチャーカードをアクションゲームで利用するなら、HDMI分配機などを利用して、別途テレビにもHDMIで表示するのがいい。HDMI分配機は5000~1万5000円程度で購入できる。

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