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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第196回

高架下の暗い場所にいる猫を撮る

2011年04月22日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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夜はISO感度を目一杯上げて……

 その1ヵ月半後、そこを夜に通りかかると……相変わらずおりました。より人なつっこくなった感じで、道路のど真ん中をうろうろしておりました。

 しょうがない。とにかく暗い場所なので、目一杯ISO感度を上げ、露出補正を少しマイナスにし、猫がじっとした瞬間を見計らって慎重に撮るべし。

このときはコンデジだったので、ISO 3200まで目一杯感度を上げて慎重に撮影。でも色がちょっと変だ(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)

このときはコンデジだったので、ISO 3200まで目一杯感度を上げて慎重に撮影。でも色がちょっと変だ(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)

 そうそう、夜の屋外ってこんな風に黄緑色がかぶって写っちゃうことがある。これ、照明のせい。街灯ってあまりきれいな光の色をしてないのだ。そんなときはパソコン上でちょちょっと色をいじってやる。

そういうときは、サイトにアップする前に色をちょっと補正

そういうときは、サイトにアップする前に色をちょっと補正

 緑成分をぐっと減らし、赤成分をちょっと強くする。そうすればちょっとはマシになる。

別の猫登場。後ろからそっと顔を出してるヤツがそう。こっちは警戒心が強くて、人に馴れていない感じ。青く光っているのは、自転車のフロントライト。LEDなので青白いのだ(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)

別の猫登場。後ろからそっと顔を出してるヤツがそう。こっちは警戒心が強くて、人に馴れていない感じ。青く光っているのは、自転車のフロントライト。LEDなので青白いのだ(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)

 自転車を停めてみると、扉の下から別の猫も登場。ただ、彼は警戒心が強くてすぐ引っ込んじゃったのである。残念。

 さて帰ろうか、と立ち上がったら、猫がとことことやってきて足の間にするりとおさまり、わたしは身動きがとれなくなったのでした。

靴の間にすぽっとはまってしまったので(猫的には両側を守られてる感じで落ち着くんだろう)、真上から撮ってみた。これもISO 3200で撮ってる。暗いところでは、とにかくまずは感度を上げるべし(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)

靴の間にすぽっとはまってしまったので(猫的には両側を守られてる感じで落ち着くんだろう)、真上から撮ってみた。これもISO 3200で撮ってる。暗いところでは、とにかくまずは感度を上げるべし(2011年3月 ニコン COOLPIX P300)


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei



*次回は2011年4月29日掲載予定



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