ナビの性能もバックカメラも文句ナシ!
このPNDの最大の特徴は、バックカメラが標準装備されていることだ(EP001Cのみ)。このカメラを使うときは、付属している接続コードを配線する必要がある。接続コードには車速パルスやリバース信号、パーキング信号の3つを配線するのだが、ある程度のクルマに関する知識がないと難しいので、自動車専門店に施工してもらうのがいいだろう。他のクルマへ持ち運ぶときは、接続コード(本体側)のコネクタを外すだけで済み、いちいち配線を外す必要はないので、この点は便利だ。
ナビの性能だが、案内では右左折時に道路看板が出たり、右左折のポイントまでの距離や、小さな交差点での進行方向もしっかりアシストしてくれるなど、満足度は高い。ルート検索も「標準」「距離優先」「主要道路優先」「有料回避」の4種類から選ぶことができるので、検索の自由度もある。Bluetooth経由のオンデマンドVICSにより、モニターには渋滞情報が出るのでルート選択のアシストにもなる。ただし、渋滞情報を利用したルート検索ができないのが、唯一残念なポイントだ。
さまざまな機能の中で便利だったのが、Bluetoothの接続機能。ビルトインのカーナビでは当たり前の機能だがPNDで標準装備されているものは少ない。マイクの感度やスピーカーの音量も十分で、聞き取りにくいこともないし、初めに接続の設定をしてしまえば、あとは乗車したときに接続する携帯を選ぶだけでいつでも繋がっている。ちなみに、auの携帯電話なら「EZカーナビリンク」で事前に調べておいたポイントをBluetooth経由で目的地に設定できる機能もある。
カーナビメーカーの中では後発となったイクリプスの「EP001」だが、後発ゆえにどの機能も標準以上のクオリティを持って、実売価格も5万円強と、コストパフォーマンスの高いモデルといえるだろう。
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