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NTT Comがハイブリッドクラウドを展開

Azure連携でよりお安く!Bizホスティングにオプション追加

2011年04月20日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月19日、NTTコミュニケーションズは、基幹システム向けホスティングサービス「Bizホスティングエンタープライズ(以下、BHE)」において、マイクロソフトのWindows Azure Platformとの連携を可能にする「BHE Azureハイブリッドオプション」の提供を開始した。

 BHEは、プライベートクラウドの構築を前提とした仮想ホスティングサービスで、国内のデータセンターを採用し、SLAにも対応する。時間課金でコスト面に優れるWindows Azure Platformをハイブリッドクラウドとして使い分けつつ、統合した運用管理が可能になるという。BHEをWindows Azureと組み合わせたハイブリッドクラウドとして活用することにより、BHE単独構成と比較し、月額費用がさらに30%~50%程度削減が可能とななるという。

Webのフロントと商品DBにWindows Azure Platformを利用した例

 同オプションの統合監視機能「クラウドマネジメントポータル」では、Windows Azure Platformを含めたリソースの利用状況やアラート監視を実施するという。構成管理やチケット管理(インシデントおよび構成変更)なども確認できる。また、Windows Azure PlatformのWebロール、Workerロール、SQL Azure上のアプリケーションの動作を確認するためのTCPポート監視も提供される。

 また、自動スケールアウト、スケジューリングも可能。Windows Azureで提供されるAzureコンピュート(Webロール、Workerロール)のCPU使用率、応答時間、キュー蓄積数などの性能があらかじめ指定する負荷条件となった場合、リソース(インスタンス)を自動的に追加する。リソースの増減を自動で実施する時刻を、登録しておくことも可能。

 価格は初期費用が1,896,300円、月額料金が1,073,507円(ともに税込)。月額料金には従量課金のWindows Azureの試算が含まれる。申し込みから運用サポートまで、すべてNTTコミュニケーションズがワンストップ対応するという。

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