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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」第53回

ボカロで武道館も夢じゃない? デPフェス、奇跡の大成功

2011年04月16日 12時00分更新

文● 四本淑三 写真● 前田佑規

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もっと高いステージに立てるはず

―― ところで震災後のお仕事はどうですか?

武井 いや、ひどいですよ。3月12日から、次の4月16日の埼玉スーパーアリーナ(SKULLSHIT 15th ANNIVERSARY。氣志團、GOING UNDER GROUND等が出演予定)まで、実質的に国内の仕事はほぼゼロでした。ただ僕らの仕事は衣食住の次だから。それで泣きごと言うくらいなら、最初から他の仕事をしている。だからデPフェスは久しぶりに音が出せて、すごく楽しかったです。これは僕も味を占めましたね。

―― これから動画サイトデビュー組が増えるので「アウェー感」のないPAが大事になってくると思いますよ。次に何かあるとしたらPAをやってみたい人はいますか?

武井 やっぱりデPでしょう。あとはAGOBOTなんかもやってみたいですね、ライブは観たことないけど。ミクフェスとかミクパにしても、僕は横目で見ていたんですけど、すごく面白そうだし、すごくやりたい。

―― じゃあ、やりたい! と書いておきましょう。

武井 PAの仕事は、必ずしも好きなアーティスト、好きな音楽を担当できるとは限りません。今回、条件反射的にデPフェスをやらせてくれと言って、「じゃあお願いします」ということになったのは、幸せな仕事の振られ方でしたね。

―― もっと大きなキャパの会場でも観てみたいですね。それこそアリーナとか。

武井 デPも「武道館はやらねー」とか言ってたけど、デPの音楽をもっと多くの人が聴いてくれるといいなと思いますね。

―― その可能性はゼロではないと。

武井 いやいや、めちゃくちゃ高いと思いますよ。supercellなんかも成功してきているわけでしょ。それに、まだ始まったばかりじゃないですか。5年後、10年後のシーンのトップクラスに来る人達が、この界隈には何人もいると思います。将来がすごく楽しみですね。

(次回はデPバンドのリズムの要、ショボンさんのインタビューを予定しています)



著者紹介――四本淑三

 1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。

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