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Dreamweaver CS5.5でスマホアプリ作ってみた (2/3)

2011年04月19日 11時00分更新

文●小橋川誠己/Web Professional編集部

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“スマートフォンらしいUI”もクリック操作で!

 jQuery Mobileは、HTML5のカスタムデータ属性でコンテンツの型を指定する。たとえば、フッターならdata-role="footer"、メインコンテンツならdata="content"といった具合にルールに従ってマークアップしていくと、CSS3によるリッチなデザインが適用される(関連記事)。コンテンツは、コードビューで要素名やデータ属性の値を見ながら記述してもいいし、デザインビュー上で要素をクリックして編集してもいい。

デザインビューでコンテンツを編集する。「1ページ」と書かれていたページタイトルを「Web Professional」に書き換えてみたところ

各ページへのリンク(リスト)も編集する

 コンテンツを書き換えたら、うまく反映されているかライブビューで確認しよう。

ここまで編集した結果をライブビューで確認したところ。オリジナルのスマートフォンサイトに近づいてきた

 サンプルのトップページで使われているリスト型のUI以外にも、jQuery Mobileには折りたたみパネルや入力フォームなどのUI部品が用意されている。こうしたUI部品も、「挿入」パネルから部品名を選ぶだけで簡単に配置できる。

 たとえば、2ページ目に折りたたみパネルを配置する場合、HTMLの「2ページ」の中にある「コンテンツ」のテキスト部分を選び、挿入パネルの「縮小可能ブロック」をクリックする。

2ページ目の「書籍のご案内」に折りたたみパネルを配置する。配置したい場所を選び、「縮小可能ブロック」をクリックする

折りたたみパネルに必要なHTMLコードが挿入される

 これで、折りたたみパネルのHTMLコードが挿入された。ライブビューで確認すると以下のように表示される。

ライブビューで確認した「折りたたみパネル」

 同様の操作で各ページにUI部品を配置し、コンテンツを編集した結果がWeb Professionalのサンプルサイトだ。1ページ目には先ほどの折りたたみパネルを、3ページ目にはフォーム部品をそれぞれ配置した。2ページ目の「最新情報」は、ASCII.jp Web ProfessionalのRSSフィードをGoogle AJAX Feed APIで読み込み、jQuery Mobileのルールに従ったHTMLをJavaScriptで出力している(Google AJAX Feed APIの使い方は「Google Feed APIで3分マッシュアップ」を参照)。

完成したサンプルサイト。デザインを触らなかったこともあり、ここまで30分もかからなかった

 いかがだろうか。もちろん、この状態ではデザインがデフォルトのままなので、CSSを編集してデザインを変更する必要はあるものの、とりあえず“スマートフォンっぽいページ”を作るだけなら拍子抜けするほど簡単だ。スマートフォンサイトをいちから作るコストや時間を考えると、「まずはこれで十分」といったケースもあるのではないだろうか。

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