このページの本文へ

リンクスインターナショナル「ISK310-Fusion(MSI)」

格安Fusionベアで懐かしのラップトップPCを作ってみた

2011年04月21日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

改造する前に元のマシンを見ておこう

 筆者のする改造は過去の事例からも分かる通り、完成するとほとんどその原型をとどめなくなる(笑)。そこで改造前の状態でISK310-Fusion(MSI)のスペックを見ておこう。これが最後の見納めだ。
 まずPCケースだが、これは自作マニアから絶大な支持を受けているメーカーANTECの製品だ。採用しているのはMini-ITXケース「ISK310-150」で、ケース周りは幅222mm、奥行き328mm、高さ96mmと、Mini-ITXマザーの梱包箱の高さがチョット増えた程度。
 フロントパネルには、スリム型光学ドライブ用のベゼルが設けられている(ドライブは別売)。加えてeSATAコネクタ×1にUSB2.0×2と、オーディオ端子、そしてパワースイッチまわりが配置されシンプルな仕上がりだ。

ケースはANTEC製の「ISK310-150」。ブラック&シルバーのツートンで飽きの来ないデザインだ。エアフローは正面左から吸い込み、右の電源とケースから吐き出しとなっている
リアパネルは、PS/2が1系統にUSB 2.0が6系統、RJ45のギガビットイーサに、USB3.0(青いUSB端子)が2系統出ている。ディスプレイはD-subにHDMIの2系統でDVIは搭載していない。オーディオは、アナログに加え、コアキシャルとオプティ(光)のデジタル出力を用意

 マザーボードは、MSIの「E350IA-E44」。これは本ベアボーン専用のマザーボードで、単体では販売されていない。なお、よく似た市販品には「E350IA-E45」があり、ヒートシンクが違う程度でE44とE45のスペックは変わらない。そしてプロセッサはあらかじめマザーに取り付けられたデュアルコアのFusion APU「AMD E-350」(1.6GHz)となっている。

MSIのMini-ITXマザー「E350IA-E44」。写真左はメモリ側から、写真右はリアコネクタ側から見たところ
搭載されているのは、AMD初のCPU/GPU統合プロセッサ「AMD E」シリーズ。あらかじめマザーボードに取り付けられているので、交換はできない

 メモリは別売で、DDR3が2本入るスロットが用意され、最大で8GBまで搭載できる。ストレージも別売となるが、2.5インチドライブが2台シャドウベイに搭載可能だ。余った3.5インチドライブを流用しようと思っても内蔵できないので注意してほしい。
 ベアボーンキットはメモリとドライブが別売になっているので、用途・目的・予算に合わせてカスタムできるのも魅力のひとつだろう。

フロントパネル側のステー上段に、2台の2.5インチドライブ用シャドウベイ。下段にはスリム型の光学ドライブをマウント可能だ

 とまぁ、大まかなスペックはこんな感じなので、ビジネス機としては余裕のスペック、家で地デジチューナーカードを差してテレビパソコンにしたり、主にカワイイ女の子が登場する不健全なゲームを楽しむ程度ならスペックに問題はない。また大型テレビの横に置いて、ムービー再生用のDLNAクライアントなんて使い方もあるだろう。

拡張スロットは、PCI Express x16(x4動作)が1本。ケースが小さいのでロープロファイル仕様となる

 電源は150Wと小さめだが、ロープロファイルのPCI Express x16(x4動作)が1本、スリム型光学ドライブが1台、2.5インチドライブが最大で2台なので、容量が足りなくて困ることはない。
 その他の細かいスペックは、以下の通りだ。

ISK310-Fusion(MSI)スペック表
ケースファン 80mm×1内蔵(スイッチによる3段階の調整が可能/80mmファンを別途追加可能)
チップセット AMD Hudson M1
メモリ スロット×2(DDR3 1333/1066MHz、最大8GBまで)
VGA機能 AMD Radeon HD 6310(HDMI+RGB出力)
オーディオ Realtek「ALC887」(High Definition Audio)
ネットワーク Realtek「8111E」(10/100/1000Mbps)
SATA SATA3.0(6Gb/s)×4(1つはフロントパネルのeSATAコネクタへ)
USB USB2.0×10(チップセット内蔵/2系統がフロントパネルへ、6系統がリアパネルへ)
USB3.0×2(NEC「D720200F1」/2系統ともリアパネルへ)
シリアルポート リアパネルの出力はないが、マザー上にコネクタあり
BIOS AMI Aptio
対応OS Windows 7/Vista(ともに32/64bit対応)
Windows XP(SP2以降)
Windows XP Professional(64bit)
オーディオ用のALC887USB 3.0コントローラのNEC「D720200F1」
ギガビットイーサのRealtek「8111E」I/OコントローラのFintek「F71808」
電源コントローラはモバイル用のintersil「ISL6265C」RS-232C(シリアル)ドライバの「AZ75232」

 このようなスペックになっているので、別売で買い揃えるパーツは、おのずと次のようになるだろう。

別途必要なパーツ(理想)
OS Windows 7またはVista(HDDや光学ドライブ、メモリと一緒にDSP版を買おう)
メモリ DDR3 1066 4GB×2
HDD 2.5インチHDD×1(500~750GB)
資金に余裕があればシステム用にSSD(64GB)+データ用HDD(320~500GB)
キーボード/マウス お好みで(ただしPS/2コネクタは1系統のみなので注意)

(次ページへ続く)

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中