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いま旬のビジネスPC 第31回

使用感に優れたビジネスデスクトップ

ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」

2011年04月12日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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万全のデータ保護

 セキュリティー面に関して、ThinkCentre M91pはHDD内に保存されるすべてのデータを暗号化して保存する。データの解読に必要となる暗号鍵は、本体内のセキュリティーチップに記録されるため、万が一HDDが盗難されたとしても解読することはできない。

HDD交換のしやすさにもこだわった筺体デザイン。HDDは暗号化されており、セキュリティーにも配慮

 PC本体を盗難された場合に備えて、インテルvProテクノロジーのひとつ「Intel AT(アンチセフト・テクノロジー)」にも対応している。これはPC本体が盗難されても、遠隔操作でHDDへのアクセスを禁止できる機能だ。利用するには、インテルへのサービス利用登録が必要となるが、二重の備えができるのは心強い。

「Intel AT」のステータス画面

 将来的に内蔵HDDやPC自体を破棄する際にデータを抹消する必要もある。こちらも、レノボ・ジャパンでは「ThinkVantage Secure Data Disposal」というデータ抹消ツールを無償でダウンロード提供している。

「ThinkVantage Secure Data Disposal」のメイン画面

 削除方式はManual/Quick/Medium/High/Ultra/Customの6種類から選択できる。最高レベルとなるUltraでは、米国国防総省の既定に準拠した削除方式でデータを抹消することが可能だ。


様々な用途で活躍できる1台

 ThinkCentre M91pは、ローエンドからハイエンド構成まで多彩な本体構成をランアップし、BTOによる柔軟なカスタマイズを行える。そのうえで、メモリーカードリーダーは、自作パソコンで用いるようなスクエア型のベゼルではなく、独自のカバーを付けることでデザインの統一感を出しているのは好印象だ。

 スペックの柔軟性を確保しつつ、静音性に優れ、筐体デザインにもこだわりが見られる。加えてHDDのデータ保護、PCの盗難防止対策がハードウェアレベルで備わっており、重要なデータを管理するPCとしても安心して導入できる製品だ。

今回試用した「ThinkCentre M91p」の主なスペック
CPU Core i7-2600(3.40GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス CPU内蔵
ストレージ HDD 320GB
インターフェース USB2.0×8、DisplayPort、1000BASE-Tなど
サイズ 幅337×高さ99.7×奥行き369mm
重量 7.5kg
OS Windows 7 Professional 64bit版
直販価格 12万9570円(執筆時点)

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