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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第91回

「計画断水」知ってる? ネットで日本の昭和を振り返る

2011年04月13日 12時00分更新

文● 古田雄介(@yskfuruta

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サイト管理人・富沢瑞夫氏が作った1964年当時の渋谷駅南口のジオラマ。路面電車が国道246号線を上がっていく

 さまざまな世代の人が情報を発信できるネットには、大正から昭和初期を生きた当事者が運営するサイトさえ転がっている。

 そうした郷愁色の強いサイトのなかでも定番人気を誇るものは、その時代に生まれていない若い世代でも読めるオープンな雰囲気を持っている場合が多い。「60年代 懐かしの宝箱」はその典型例といえるだろう。

 サイトのテーマは1960年代の日本。テレビ番組や音楽、食文化などの親しみやすい資料やエッセイをまとめており、等身大の視点で昔を眺められる。管理人は富沢瑞夫氏。当時からジオラマ模型の達人として活躍していた富沢氏は、ホームページの運営にも共通のコンセプトを持っているという。

 顔の見えるインターネット 第91回は、半生をかけてひとつのコンセプトを貫き続ける富沢氏の心に迫る。そこには回顧趣味とは次元の異なる、立体的な郷愁が埋まっていた。

60年代 懐かしの宝箱

 2006年にスタートした、60年代の風俗をまとめたサイト。60年代の「みんなのうた」やSF番組「タイムトンネル」の解説などの人気コンテンツを多数抱えている。富沢氏がライフワークとしている鉄道模型やビデオ編集、オーディオ製作のノウハウ解説も揃える。

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