4月7日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、クラウド型動画配信プラットフォームを展開する米ウーヤラ(Ooyala)との提携を発表した。同社のシステムをベースにした動画配信サービスは同日から発売開始された。
米ウーヤラは動画CMS(Contents Management System)、配信機能、視聴分析機能が統合された高機能な動画配信サービス「BACKLOT(バックロット)」を展開しており、すでに米国で1000社以上の導入があるとのこと。今回の提携で、IIJはこのBACKLOTと「IIJ大規模コンテンツ配信サービス」やホスティングサービスを組みあわせ、動画配信に必要な機能をトータルで提供するという。
BACKLOTでは、Webブラウザからの動画を登録することで、自動的にエンコードが行なわれる。ユーザーは発行されたHTMLコードをサイト上に張り付ければ、簡単に動画配信が行なえる。また、動画内で視聴数の多い場面や視聴地域を解析できる機能を持つ。すべての機能がAPIとして提供されているため、他のサイトとの連携も容易に行なえるという。
国内第一号のユーザーとして日本国際放送が契約しており、トレーラー配信などで利用するという。