ミニチュア風の撮影もできる「Camera 360」
FXCameraと同じく、「Camera360」(無料)も多彩な機能を持つカメラアプリだ。「Effect」や「Scenery」、「Funny」、「Tilt-shift」、「Color Shift」、「Normal」と6つのモードがあり、さらにEffectやFunnyには豊富なオプションが用意されている。
たとえばEffectなら、白黒やレトロ風、ロシア製のコンパクトカメラである「LOMO風」、あるいはHDR撮影など、豊富なオプションを選ぶことができる。
モードのひとつとして用意されているTilt-shiftは、ミニチュア風の写真を撮るティルトシフト撮影を行なうための機能だ。Camera 360のTilt-shiftモードでは、ティルトシフトの方向を垂直と水平から選べるほか、ピントが合う範囲も調整できる。ピントが合っていない領域のぼかし量を調整できるほか、よりミニチュアっぽい色合いにする色彩強調も設定できるなど、設定項目は多い。
簡易的な手ブレ補正機能も用意されている。この機能を有効にしてシャッターボタンを押すと、本体のブレを検知して収まったところでシャッターが切れる。さらに、設定で手ブレを検知する際の感度と、何秒ブレが収まったらシャッターを切るかを設定できる。
ただし、感度を「低」に設定しても、ちょっとしたブレを検知してしまうため、なかなかシャッターが切れない。手持ち撮影で実用するのはやや厳しいと感じた。
とはいえ、たくさんの機能が詰め込まれており、それぞれのモードを試しているだけでもかなり面白い。ホワイトバランスやフォーカスモードを簡単に切り換えられたり、構図を決める際の参考になるガイドを表示できるなど、通常のカメラアプリとしても重宝する1本だ。
29種類のフィルターが使える「Camera Fun Pro」
「Camera Fun Pro」(82円)は、豊富なフィルターを使って写真を撮影できるカメラアプリだ。フィルターは29種類用意されており、画面上の「<」と「>」ボタンを使ってリアルタイムに切り換えられる。
フィルターの効果はリアルタイムに描画されるため、どういった仕上がりになるのかが撮影前に分かるのも嬉しいポイントだろう。
フィルターはモノクロの「Black&White」や、懐かしい雰囲気の「Sepia」、キャンバス地に印刷したような「Canvas」、暗視スコープ調の「Night Vision」など、とにかく多彩。さらに「Sketch」や「Water Color」、「Emboss」など、Photoshopのフィルター機能のようなものも多い。
決して機能が豊富に用意されているというわけではないが、フィルターを切り換えて写真を撮っているだけでも意外と楽しい。写真の色味にこだわりたいのであれば、使ってみてもいいだろう。
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