拡張性に優れ、扱いやすいデータベースアプリとして定評のある「FileMaker Pro」。その30日間の無料評価版とテンプレートなどがセットになったFileMaker Go “On the Go”キットを利用すれば、自分の業務にどう活用できるのかを身をもって体験できる。同アプリでビジネススタイルを変革させよう。
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業務システムのモバイル対応にFileMakerが便利な理由
スマートフォンやタブレットといったモバイル端末が普及するにつれ、業務システムのモバイル対応が求められている。こうした需要にぴったりなのがファイルメーカー(株)の「FileMaker」。パソコン用の「FileMaker Pro」とiPhone/iPad用の「FileMaker Go」が用意されており、データベースを連携させながら活用できるからだ。
FileMaker Pro 11
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Win/Macに対応したFileMaker Pro 【開】FileMaker, Inc. 【価】3万9900円(通常版)、2万3940円(アップグレード版) 【URL】http://www.filemaker.co.jp/ |
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パソコン用の「FileMaker Pro 11」は、WindowsとMac OS Xの双方に対応。データベースの作成やLANでの共有など両者の間に機能差はなく、ほぼ完全なクロスプラットフォーム環境を実現している |
モバイル化を加速するFileMaker Go
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FileMaker Go for iPad 【開】FileMaker, Inc.【価】4600円 カテゴリー/作業効率化 |
FileMaker Go for iPhone 【開】FileMaker, Inc.【価】2300円 カテゴリー/作業効率化 |
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FileMaker Proのデータベースをそのまま動かせるiOS用アプリ。価格はiOS用アプリとしてはやや高めだが、純正なだけあり、スクリプト機能に一部対応するなど互換性の高さは折り紙付きだ |
FileMaker Proは、データベースのビギナーからエキスパートまで、幅広いユーザーの要求に応えられる柔軟性の高いデータベースアプリ。そしてそのデータベースをiPhoneやiPadで持ち歩くためのアプリが「FileMaker Go」だ。データ入力はもちろんフォームのレイアウトに至るまで、ほぼパソコンと変わらない感覚で利用できるといったメリットがある。
パソコンとの連携は、iTunesでファイルをコピーするか、無線LANや3G回線から共有されているデータベースにアクセスして直接データを閲覧/編集するという2つの方法がある。例えばカタログなど、出先で編集する必要のないデータの場合はコピーして持ち歩き、在庫管理や伝票など、随時更新したいデータの場合は共有と、目的に応じて使い分けられるのがポイントだ。なお、よりシステムが大規模になってもFileMakerシリーズにはサーバー版もあり、もちろんFileMaker Goからでもアクセスできる。
また、FileMakerはデータを扱う一種のアプリケーション開発環境としての側面を備えたアプリでもある。そのためiOS用アプリの開発方法を学んでゼロから作る必要や、App Storeの認証を経るといった面倒な手順を踏むことなく、独自のiPad/iPhone用アプリを導入できるという捉え方もできるだろう。
FileMaker Goを使えば、FileMaker Proの柔軟性をさらに強化し、いつでもデータを扱えるようになる。時間や場所の制約を受けず、従来のビジネスのあり方を大きく変革させるパワーを秘めたソリューションだ。
スクリプトや計算式も自由自在
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表計算ソフトのような計算式や、さまざまな自動処理を実行するスクリプトを搭載。レイアウトの自由度も高く、例えば項目をまとめて請求書を発行するなど、アプリケーションのように動かせられる |
メディアファイルの扱いも簡単
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データベースに画像やムービー、音楽といったメディアファイルを張り付けるのも簡単。画像や写真を大きく表示できるので、製品カタログや在庫管理といった目的に最適だ |
データベース内でウェブページを表示
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入力された住所を元に、レコードのフィールド内に直接Googleマップを表示するといったことも可能。ウェブブラウザーを開く必要がなく、データベースの一画面ですべての処理を完了できる |
(次ページに続く)
