GPSロガーとしても利用できる
GPSを内蔵するWG-1 GPSは、画像への位置情報の書き込みも可能。GPSロガーとしても利用できるようになっており、測位はカメラ本体の電源がOFFになっていても、1分/30秒/15秒の間隔で自動で測位する。測位中は一瞬だけ電源ランプが点灯するので、GPSロガーが有効かどうかすぐに分かる。
記録されたGPSログデータはKML形式で、とくに地図ソフトなどは付属しないものの「Google Map」などで参照可能だ。マニュアルにGPSロガーとして利用する場合の消費電力は明記されていないものの、丸1日使用してもとくに撮影に困るような電池切れは起こさなかった。
とはいえ、GPSログ機能をONにしたまま放置していると、翌日には電池残量が少なくなって表示が赤(ほとんど残量なし)になっていた。最近のコンパクトデジカメでは持ち歩いて撮り歩く程度であれば、数日から数週間も電池切れを気にすることなく使えてしまうが、いざ出かけてから電池切れを知るようなことがないように、自宅に帰ったらGPSログ機能をOFFにすることを心がけたい。
レジャーはもちろん
普段の持ち歩きでも“遊び心”を満喫
本機の特徴とする顕微鏡モードは、身近なものでもとりあえず拡大してみると新しい発見があってかなり楽しい。考えてみれば、カメラにはもともとの“見えているものを残す”という目的とは別に“肉眼では見えない非日常的な光景を映像化する”という機能もある。
つまり高速シャッターによる動く物体の停止や、夜景低速シャッターによる道路を流れる光の帯、あるいはダイビングなどでの水中撮影など、普段目にすることのない光景を捉える、という遊び方もあるのだ。
その点で本機は顕微鏡モードなど面白い機能が満載されており、“遊びがいのある”撮影手法を楽しめる。海山のレジャーとして楽しむ防水・耐衝撃カメラも各社から登場してきているが、レジャーに限らず普段からの持ち歩きでもラフに使え、遊び心のある1台として楽しみたい。