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LED補助光で楽しさ倍増!

なんでも拡大したくなるアウトドアカメラ「Optio WG-1GPS」

2011年03月31日 12時00分更新

文● 行正和義

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より確実に撮れるようになった
「デジタル顕微鏡モード」

デジタル顕微鏡モードにするとレンズ周囲のLEDが点灯し、カメラ本体によって生じる影で被写体が暗くなってしまうことを防ぐ

デジタル顕微鏡モードにするとレンズ周囲のLEDが点灯し、カメラ本体によって生じる影で被写体が暗くなってしまうことを防ぐ

ホウレンソウの葉部分を顕微鏡モードで。葉自体の丸みや凹凸があるため、ピントが外れた部分や、周囲からのLED光が届いていない部分が生じるが、ちょっとした野外学習的な使い方もできそうだ

ホウレンソウの葉部分を顕微鏡モードで。葉自体の丸みや凹凸があるため、ピントが外れた部分や、周囲からのLED光が届いていない部分が生じるが、ちょっとした野外学習的な使い方もできそうだ

インテリジェントズームを併用でき、最大約6.1倍に拡大できる。写真はSDメモリーカードの端子部(左)とエリンギの側面(右)を撮影したもの

 1cmの距離でマクロ撮影を行なえるデジタル顕微鏡モードは、従来のW90でも搭載していたが、WG-1ではレンズ周囲のLEDライトが3つから5つに増えており、被写体に対してより均等に光を当てられるようになった。

 また、シャッターボタンを押して撮影する瞬間だけ、LEDの光量をアップしてフラッシュ的に使う「瞬間輝度アップ」も備わり、手ブレや被写体ブレをより軽減できるようになった。

レンズ周囲に付属のマクロスタンドを装着した状態

レンズ周囲に付属のマクロスタンドを装着した状態

顕微鏡モード+マクロスタンドにより、印刷物などの上にそのまま置いて拡大表示することができる

顕微鏡モード+マクロスタンドにより、印刷物などの上にそのまま置いて拡大表示することができる

こうして小さな文字を読むルーペ代わりに使うのもよさそうだ

こうして小さな文字を読むルーペ代わりに使うのもよさそうだ

 加えて、レンズ周囲に装着するリング状の「マクロスタンド」が付属する。マクロスタンドを付けたまま、レンズを下にしてカメラを平らな面に置けば、スタンド内部がLEDライトにより照らされ、ピントが合った状態となる。あたかも拡大レンズを使ったように撮影できる。

LED補助光を活かした便利な撮影機能

イメージ

「自分撮りアシスト」を用いたところ。LEDが点灯していれば顔を検出している、ということを示す。写真上段は、顔がフレームの左側に、中段は右側に、下段はほぼ画面中央にある、ということを知らせている

 撮影機能自体は、従来の同社コンパクト機とさほど変わらず、「AUTOPICT」(シーン自動認識)を含めた各種シーンモードを用意する。ただし、いくつか新しい撮影機能が加わっている。

 そのひとつが「自分撮りアシスト」で、片手でカメラを持って自分を撮るときに顔が画面内に入っているかどうかが分かるというもの。顔検出機能を活かして、フレーム内に顔があればレンズ周囲のLEDが点灯して知らせてくれるのだが、顔の位置がフレーム内の右/左/中央のどこに入っているのかがLEDの点灯で分かるため、観光地などの建造物を背景にして、自分もフレームに入って撮影することができる。

 また、被写体の顔は2つまで同時に認識し、その際は2個のLEDが点灯するようになっているので、ツーショット撮影で一方の顔が切れてしまうこともない。前面LEDはセルフタイマー撮影時にも点灯し、5秒前から1灯ずつ消灯してカウントダウンするのも面白い演出だ。

新機能のひとつである「ペット撮り」モード。あらかじめペットの顔を登録しておくと、犬や猫の顔を検出して自動でシャッターが切れる

新機能のひとつである「ペット撮り」モード。あらかじめペットの顔を登録しておくと、犬や猫の顔を検出して自動でシャッターが切れる

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