より確実に撮れるようになった
「デジタル顕微鏡モード」
1cmの距離でマクロ撮影を行なえるデジタル顕微鏡モードは、従来のW90でも搭載していたが、WG-1ではレンズ周囲のLEDライトが3つから5つに増えており、被写体に対してより均等に光を当てられるようになった。
また、シャッターボタンを押して撮影する瞬間だけ、LEDの光量をアップしてフラッシュ的に使う「瞬間輝度アップ」も備わり、手ブレや被写体ブレをより軽減できるようになった。
加えて、レンズ周囲に装着するリング状の「マクロスタンド」が付属する。マクロスタンドを付けたまま、レンズを下にしてカメラを平らな面に置けば、スタンド内部がLEDライトにより照らされ、ピントが合った状態となる。あたかも拡大レンズを使ったように撮影できる。
LED補助光を活かした便利な撮影機能
撮影機能自体は、従来の同社コンパクト機とさほど変わらず、「AUTOPICT」(シーン自動認識)を含めた各種シーンモードを用意する。ただし、いくつか新しい撮影機能が加わっている。
そのひとつが「自分撮りアシスト」で、片手でカメラを持って自分を撮るときに顔が画面内に入っているかどうかが分かるというもの。顔検出機能を活かして、フレーム内に顔があればレンズ周囲のLEDが点灯して知らせてくれるのだが、顔の位置がフレーム内の右/左/中央のどこに入っているのかがLEDの点灯で分かるため、観光地などの建造物を背景にして、自分もフレームに入って撮影することができる。
また、被写体の顔は2つまで同時に認識し、その際は2個のLEDが点灯するようになっているので、ツーショット撮影で一方の顔が切れてしまうこともない。前面LEDはセルフタイマー撮影時にも点灯し、5秒前から1灯ずつ消灯してカウントダウンするのも面白い演出だ。