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承認、暗号化、ログ管理を連携させ、情報漏えいを防ぐ

富士通BSC、電子文書の持ち出し承認システム「FENCE-Works」

2011年03月30日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月29日、富士通ビー・エス・シーは電子文書の持ち出し承認を自動化する「FENCE-Works」を4月1日に発売する。電子文書の持ち出しに関する申請や承認、暗号化、持ち出し、持ち帰り、ログ管理までの運用をシステム化する。

 FENCE-Worksでは、ユーザーが持ち出し申請を行ない、承認された場合はファイルが自動的に暗号化される。これで持ち出しが可能になるほか、原本のファイルや暗号化されたファイルはサーバーに保管される。ユーザー情報はCSV形式で取り込める。これら申請から持ち出しまでの一連のフローはログとして残すことができ、CSV形式で出力することも可能。

「FENCE-Works」は電子文書の持ち出しに関する申請や承認など一連の運用をシステム化(同社サイトより抜粋)

 暗号化には独自の暗号化ファイル「FENCEブリーフケース」が利用できる。FENCEブリーフケースはデータを復号せずに暗号化されたファイルを直接編集・保存できる。復号や名前を付けて保存、印刷などの操作が禁止されるため、持ち出し先に平文データを残さない。また、有効期限を決めておくと、アクセスした際に自動的に削除されるという。 さらに別途、持ち出し制御ソフトウェア「FENCE-G」と連携することで、承認されたFENCEブリーフケース以外は持ち出すことが不可能となっている。

 発売は4月1日からで、最小構成価格(サーバライセンス+1ユーザライセンス))は48万7500円(税込)

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