3月29日、富士通ビー・エス・シーは電子文書の持ち出し承認を自動化する「FENCE-Works」を4月1日に発売する。電子文書の持ち出しに関する申請や承認、暗号化、持ち出し、持ち帰り、ログ管理までの運用をシステム化する。
FENCE-Worksでは、ユーザーが持ち出し申請を行ない、承認された場合はファイルが自動的に暗号化される。これで持ち出しが可能になるほか、原本のファイルや暗号化されたファイルはサーバーに保管される。ユーザー情報はCSV形式で取り込める。これら申請から持ち出しまでの一連のフローはログとして残すことができ、CSV形式で出力することも可能。
暗号化には独自の暗号化ファイル「FENCEブリーフケース」が利用できる。FENCEブリーフケースはデータを復号せずに暗号化されたファイルを直接編集・保存できる。復号や名前を付けて保存、印刷などの操作が禁止されるため、持ち出し先に平文データを残さない。また、有効期限を決めておくと、アクセスした際に自動的に削除されるという。 さらに別途、持ち出し制御ソフトウェア「FENCE-G」と連携することで、承認されたFENCEブリーフケース以外は持ち出すことが不可能となっている。
発売は4月1日からで、最小構成価格(サーバライセンス+1ユーザライセンス))は48万7500円(税込)