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行っとけ! Ubuntu道場! 第39回

~師範、ディストリビューションについてもっと教えてください!~

2011年03月31日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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自分で派生ディストリビューションみたいなものを作るには?

編集S:で、自分でこういうの作るんだー、という気分になった場合はどうすれば?

あわしろいくや:あんまりオススメしませんけどねぇ……。

hito:自前で作るぐらいなら「Pinguy」とか使った方が……。

小林:1.3GB……。

hito:デスクトップカスタマイズに慣れた人が、「素のUbuntu入れた後にやるカスタマイズ各種を全部やった状態」みたいな派生ディストリビューションです。LiveDVDでないと起動できないんですが、かなり気合いの入ったカスタマイズなので一度見てみるのをオススメ。……若干、「これいいのかなー」みたいなものも入ってますが……。

あわしろいくや:ほほー。

編集S:Firefox+Thunderbirdになってるのね……。

ミズノ:Emacsは!? ねぇEmacsは入ってるの!?

hito:入ってないから涙に暮れるといいです。

ミズノ:うえーん。Emacs入ってないディストリビューションなんてきらいだー!

やまね:と言い残して、どこかへ走っていくミズノさん。

瀬尾浩史:あまりのお約束っぷりに途方に暮れてしまうペン……。

編集S:Emacsが入っていることがそこまで重要なのか……。

Pinguy OSのLive環境のデスクトップ。……めっちゃカスタマイズされている。が、画面右上には「Ubuntu 10.10」の文字。Ubuntuベースの派生ってことだ

小林:こういうものを作る場合、「UCK」を使うのが古典的な手段ですね。

あわしろいくや:古典っていってもこの5年の手段ではありますな。

hito:昔は「HDDに十分な空き領域を準備しましょう、50GBは必要です」とか言ってたんですが……。

編集S:今だと50GBとか超少ない感じだ……。まあ古めのノートPCだとか、SSDだけ搭載したマシンなんかだと厳しそうではあるけど。

やまね:ストレージの進歩は凄まじいからねぇ。2TBで数千円とか。

あわしろいくや:そこでこっちを見てどうする気ですかな……。

瀬尾浩史:すさまじく進化するストレージゴッド、とかイラスト発注されても困るのペン……。

小林:UCKは操作性が今ひとつ、という面もありますが、他の方法はどうでしょう?

hito:いまどきだと「Novo」を使うと簡単に作れるかなぁ。こんな感じ

あわしろいくや:ほほー。「Remastersys」よりよさげですな。

hito:もっとも、この手のやつをちゃんと作るには、「自分が作りたいものを真面目にパッケージングして、それを場合によってはメタパッケージにして、さらにエンドユーザーがちゃんと使えるものにして……」と、大変厄介な作業が必要なわけですが。

あわしろいくや:「自分用に便利なリカバリCD作る」ぐらいから始めるといいんじゃないです?

小林:そうですね。そういう意味だとRemastersysで「自分用リカバリCD」から初めてみるのはいいと思います。

やまね:遠い道のりになるんだけどね……。それを語ると「連載の方向性とちがうわー」って言われそうだからちょっと自重してたりする。

編集S:うむ。この企画はそもそも「よみもの」なので。

瀬尾浩史:てなあたりでお時間なのペン。次回のネタは何ペン? 開発系のディープな方向に走ってもいいと思うペン。

hito:いや、そろそろ11.04の紹介を……。

編集S:うむ。2回ぐらい使って11.04の紹介をやれるといいなーと。

瀬尾浩史:ということで、また次回なのペンー。ふー、今回も無事(?)に終わったペン。

ミズノ:くすん。Emacs……。



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