画像処理で整える
三浦:『プロが教えるデジカメ撮影テクニック』でも画像処理について触れたけど、このお寿司も少し画像処理をしてみようか。
編集:画像処理って難しくないですか?
三浦:Capture NX2で少しやってみただけ。劇的に変わるような処理はしてないよ。
編集:これが元画像ですが、どんなふうに画像処理を?
三浦:それぞれの食材にメリハリや透明感を感じさせるといった程度。もう少し具体的にいうと、人が「美味しい」とか「食べたい」と感じるポイントを強調したってことかな。
編集:う~んと、え~っと、もっと具体的には?
三浦:だからぁ、イクラの透明感や赤貝の身が透けた感じ。この部分のコントラストや明度をいじる。
編集:もしかして、ハンバーガーも?
三浦:そう、こんな感じ。
編集:元の画像はこれですけど、どんなふうに?
三浦:タルタルソースとチーズに入れた逆光ぎみのハイライト。レタスの緑をより緑に感じるよう色相を調整。
編集:画像処理には、ぼかしたり、建物の歪みをなおしたりといろいろなテクニックがありますよね。
三浦:画像処理は奥が深いから勘違いをしやすいのだけど、元の写真がちゃんと撮れていなければ、どんなに画像処理をしてもいい写真にはならないってことは分かっておいて欲しいんだ。
編集:元がまずいと、ダメっていうこと。
三浦:そういうこと。プロがよく使う画像処理は『プロが教えるデジカメ撮影テクニック』で紹介してるんだから、ちゃんと勉強しなさい。
編集:分かりました。ありがとうございました。
三浦:さぁ、お寿司も食べよう!食べよう!