本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。
UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。
東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた方、お身内/知人に不幸があった方、まずはお見舞いを申し上げます。消息が定かでない石巻市在住の身内がいる私にとって、今回の震災はまったく他人事ではなく、やるべきことをやらねばと覚悟を決めています。まずは、「自分ができること」から始めるつもりです。
自分ができることといえば、個人的には節電と募金、そしてこのような記事を通じての情報提供です。そしてOS Xユーザー向けに節電ノウハウを提供することが、本連載における私の役割だと考えます。以下、自分なりに整理したメモですが、参考にしていただきたいと思います。
必要最小限の構成で
サブディスプレーや外部HDDなどは必要なときを除いて利用せず、USBハブなどの周辺機器も極力外しておこう。もちろん、マウスやキーボードなど別途電源を必要とする機器がいらないノート(MacBook/MacBook Pro/MacBook Air)が消費電力量の少なさではベストで、内蔵ディスプレイを閉じた状態で外部ディスプレーを利用するクラムシェルモードも自粛すればなおよい。
ディスプレーの輝度は極力下げ、内蔵スピーカーの音量も最低レベルにしておこう。システム環境設定の「省エネルギー」ペインで、スリープに入るまでの時間を短く設定しておくことも欠かせない。基本的に、内蔵バッテリーを長持ちさせる設定と要領は同じだ。
ムダなプロセスを停止する
バッテリー消費量を抑えるために、ムダなプロセスも停止しておこう。
まず着手すべきは、システム環境設定「共有」パネルの見直し。実際のところ、待機時のバッテリー消費量は全体にほとんど影響しないと言っていいほど微小だが、この際徹底的に見直すべきだ。
次に、メニューエクストラの整理。GrowlやSkypeなど、ここに多数の常駐型プログラムを並べている場合には、要不要を見極め不要なものは終了させておこう。
(次ページへ続く)
この連載の記事
-
第187回
iPhone
NFCの世界を一変させる!? iOS 11「Core NFC」の提供開始が意味するもの -
第186回
iPhone
Appleと「4K HDR」 - iOS 11で写真/動画を変える「HEIF」と「HEVC」 -
第185回
iPhone
iPhone 7搭載の「A10 Fusion」「W1」は何を変えるか -
第184回
iPhone
オープンソース化された「PowerShell」をMacで使う -
第183回
iPhone
アップル製デバイス連携の鍵、「Continuity」とは? -
第182回
iPhone
DCI-P3準拠へと歩むiPhone/iPad - WWDC基調講演で秘められた新技術は、ここにある(2) -
第181回
iPhone
WWDC基調講演で秘められた新技術は、ここにある(1) -
第180回
iPhone
WWDC直前、買い替え前にマイMacのココをチェック -
第179回
iPhone
私がiTunesを使わなくなった5つの理由 -
第178回
iPhone
今あえてiPhone「Live Photos」を知る -
第177回
iPhone
「Windows Subsystem for Linux」はOS Xのライバルとなるか? - この連載の一覧へ