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第28回 いま旬のビジネスPC

マウスコンピューターのビジネスPCが登場

MouseProブランドの「MPro-NR400S」を試す

文●花茂未来/インサイトイメージ

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 今年2月7日、ホワイトブックス系ブランドのマウスコンピューターが、法人向けPCのブランド「MousePro」を立ち上げた。大きく分けると、スリム型とミニタワー型のデスクトップPCに加え、ノートPCをラインアップしている。そのなかかから、社内業務、社外へのモバイルなど、使用用途が多岐にわたるノートPCに着目してみた。

プレミアムモデル「MPro-NR400S」。タッチパッドの中央には指紋認識センサーを搭載。事前設定をしておけば、Webサービスにログオンする際、指紋認証でログオンできる

 同ブランドのノートPCは「MousePro-NRシリーズ」と呼ばれる。最小構成スタンダードモデルの「MPro-NR400B」は、CPUにCeleron P4600(2GHz)、PC3-10600に準拠した2GBのメモリー、320GBのHDD(5400rpm)、14型液晶ディスプレー(1366×768ドット)を搭載する。光学ドライブは非搭載だ。OSはWindows 7 Home Premium 32bit版を採用している。直販価格は4万9980円となる。

 上位製品となるプレミアムモデル「MPro-NR400S」では、CPUにCore i3-380M(2.53GHz)、DVDスーパーマルチドライブを搭載。他のパーツ構成や搭載OSはスタンダードモデルと共通で、直販価格5万9850円で販売している。

 なお、執筆現時点では、3月4日から100台限定のキャンペーンモデルも展開中している。ラインアップは2機種を用意。「MPro-NR400B-0228」は、スタンダードモデルの構成からHDDを120GB(5400rpm)に減らし、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブを搭載した。直販価格4万4940円で販売中。

 もうひとつの「MPro-NR400S-0228」は、プレミアムモデルの構成から、HDDを120GB(5400rpm)に減らし、OSをWindows 7 Professional 32bit版(XPモードインストール済み)に変更したモデルとなる。直販価格は5万6700円となっている。

 今回は、プレミアムモデル「MPro-NR400S」を評価した。


充実したカスタマイズメニュー

 両モデルはBTOに対応しており、多彩なカスタマイズが可能となっているのが特徴のひとつ。ハードウェア面では、スタンダードモデルはCPUをCore i3-380M(2.53GHz)に、プレミアムモデルはCore i5-560M(2.66GHz)にアップグレードできる。メモリーは双方とも2GB/4GBの選択肢を用意した。

 HDDに関しては、500GB(5400rpm)/500GB(7200rpm)、そしてインテル製SSDであるX25-Mの80GB/120GB/160GBのいずれかに換装するメニューもある。光学ドライブは、非搭載/DVD-ROM/DVDスーパーマルチ、そして書き込み対応BDドライブから選択可能だ。

 スタンダードモデルのカスタマイズを行い、プレミアムモデルと全く同じ構成にすることもできる。しかし、プレミアムモデルの直販価格より高くなるので、注意してBTOの選択を行いたい。

 ソフトウェア面では、OSは32bit版のみとなるが、Windows 7のHome premium/Professional/Professional(XPモードインストール済み)/Ultimateのいずれかを搭載できる。

 Officeソフトを付属させる場合は、Microsoft Office Personal 2010(Word/Excel/Outlook)と、同Professional 2010(Word/Excel/Outlook/PowerPoint/OneNote/Publisher/Access)に加え、オフィス互換ソフトのKingsoft Office 2010 Standard(ワープロソフトのWriter2010/表計算ソフトのSpreadsheets/プレゼンテーションソフトのPresentation)を用意し、ニーズに合わせて選択可能となっている。

 周辺機器の同時購入も可能で、執筆時点ではiiyama製の液晶ディスプレーや、無線LANルーター、LANケーブルなどを用意。液晶ディスプレーについては、全機種が3年保証となっており、そのなかの21.5型ワイドのフルHD(1920×1080)ドット表示に対応した製品は、1万500円で購入できる。

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