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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第58回

ケータイでも使えるようになったドコモマーケット!

2011年03月14日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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無料アプリを提供しランキングもある
「アプリストア」

 アプリストアでは無料/有料どちらのアプリも提供されている。アプリの探し方は「ジャンル」「無料ランキング」「有料ランキング」「新着」「検索」などがあり、トップページの「オススメ」や「注目」からもアプリ情報が得られる。さらにPC版アプリストアも用意しており、購入こそできないがアプリの検索や情報の確認が可能だ。

アプリストアではジャンルのほか、ランキングから人気のアプリを探すことが可能

 最近のランキングデータを見ると、無料アプリではツイッター関連や、オンラインRPGなどが上位に来ている。有料アプリではAKB48の写真集(アプリ形式で提供されているのでこのストアにあるようだ)や「ぷよぷよ」「テトリス」「真・三國無双」など名作・大作ゲームが多い。

 また、スマートフォンのアプリストアと同様に、アプリごとにユーザーのコメントもあるので購入の参考にもなる。

アプリストアは企業が提供するアプリだけでなく、個人が制作した無料/有料アプリも登録されており、大幅にアプリが探しやすくなった

 購入したアプリや、最近チェックしたアプリは「マイポータル」で確認が可能。トップページとは別にユーザー個人に対して、オススメアプリ情報を教えてくれる。アプリの中には月額制のものもあるが、その解約や再ダウンロードもマイポータル内で可能だ。マイポータルの仕組みはミュージック/電子書籍も基本的に一緒だが、購入したコンテンツはそれぞれのストアのマイポータルで管理されているので、購入履歴の確認などはそちらでする必要がある。

PC版サイトはアプリのダウンロードなどは不可能だが、コンテンツの検索や情報チェックには便利

紅白やレコ大情報まで
「MUSICストア」

 アプリストアのトップページとは多少異なっており、検索窓の下に「イチオシ」「ランキング(基本的に有料)」「無料PV」「主題歌・CM」などと続き、注目キーワード、さらにジャンルが表示されている。

 ジャンルは「洋楽」「新着」「アニメ」などといったよくある分類に加え、「あの頃」という項目ある。これは気になる年代別に楽曲を探せるものだ。1970年代から2009年までを4年ずつに区切って検索できる。その年のヒット曲一覧や紅白(紅組と白組に分かれる)とレコード大賞の曲(各賞を受賞した曲、アルバム、アーティストから、さらには功労賞や企画賞まで)がわかり、すべてではないが、そのまま購入可能だ。

レコチョクがベースの「MUSICストア」。アーティスト名だけでなく、年代で曲を探すこともできる

 マイポータルでは購入したアルバムのジャケットや、お気に入りに登録したアーティストの写真が表示され、コレクションも楽しめる。購入した曲はもちろん再ダウンロードできる。

 アプリの場合と同様に、iモード端末に機種変更する場合は、microSDに保存をして再び聴くことができるが、他社のケータイやドコモのスマートフォンに機種変更すると聴くことはできなくなる。ただし、こういった機種変更後にもデータを再生できるのか、着信音に設定できるか、といった情報は詳しく掲載されており、その点は助かる。

特集・検索を細かく分類 「BOOKストア」

 本やコミックが購入できる「BOOKストア」には、探し方がいろいろ用意されている。まず「総合」「コミック」「小説・実用書」「雑誌」で分類されているほか、総合にはコミックや小説・実用書の「週間ランキング」や新着情報に加え、「話題別」「作家別」「ジャンル別」からの検索、もちろんキーワードでも検索可能だ。

ジャンルや作家名などはもちろん、キーワード検索も可能

 さらに「もっと詳しく探す」を選べば、作品/作家名の50音順、出版社、コミック雑誌別で探すと至れり尽くせりだ。また無料の立ち読みができたり、アニメ化したり完結したコミックにはアイコンが付いていたりと情報の充実度が半端ではない。

 読みたい本が決まっている場合はもちろん、気分で本を探したいときも適当にページを切り替えているだけでおもしろい本が見つかりそうだ。ビューアーアプリは電子書籍を提供する会社によって異なる。たくさん読む人は複数のアプリをダウンロードするハメになる。作品によってはまとめ読み機能もあるので、最初から全巻読むつもりなら、そちらのほうがダウンロードは手っ取り早い。ただし基本的に返品はできないのでその点は注意したい。

 なお、再ダウンロードの期間は180日。機種変更は対応機種間で引き続き読むのは問題ないが、再ダウンロードの期間は変わらないので機種変更後に忘れないように気をつけたい。

マイポータルでは作家名でのお気に入り登録が可能。無料立ち読みに対応している作品も多い

 マイポータルには「マイ本棚」として購入した本が登録されるとともに、書籍や作家をお気に入りとして登録することも可能だ。2週間以内に更新された本は、アイコンが付くのも便利である。オススメ本の紹介もある。

ストアごとに対応機種が違う

 これまでのケータイ向けコンテンツの状況と比べると、選びやすくなり、iモード版ドコモマーケットはぜひ試してもらいたいサービスだ。ただ今後スマートフォンに機種変更することを想定すると、気軽に作品を購入するのはためらわれてしまうかも。しかも各ストアごとに対応機種も違う。ほとんどの人は古い機種から最新機種への機種変更なのでそう問題にならないと思うが、中古のケータイを買う場合などは、同じドコモ間の機種変更でも注意してほしい。その点を理解していれば、快適に使えるストアとなっていると言える。


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