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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第51回

DS-10の佐野信義、なぜか音楽番組スタート

2011年03月26日 12時00分更新

文● 四本淑三

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学校は何をするんですか?

―― じゃあ番組の話に。生徒さんは公募で集めたそうですけど、どんな感じの方々ですか?

岡宮 本当に初心者の方ですね。「M01を手に入れたけど、やっぱり使い方が分からない」という方もいらっしゃいます。ドラムのキックって何ですか? っていうところから始めようと思っています。

KORG M01

―― なんで学校ですか。いつものようにビールでも飲みながら決めましたか?

岡宮 元々のアイディアが出た段階では酔っ払ってなかったですね。

―― あらっ、じゃあ駄目じゃないですか!

岡宮 いやいや大丈夫大丈夫! 細部は酒を飲んで詰めましたから!

―― ますます駄目じゃないですか。

岡宮 佐野が「いまは『勉強する』というのがいいんじゃないか」と言い出してですね。最近よく新書を買ってるんですよ。「5分で学べる」とか「百万円儲かる」とか「整頓術」とか、そういうタイトルのばっかり。

―― 出版業界のいいカモですよそれ。

岡宮 真面目な話をすると。

―― はい。

岡宮 いまは「リアルで集まること」に意味があるんじゃないかと。じゃあM01があるし、これをネタにして集まろうかということになったんですね。

DETUNE社では過去にもユーザーを集めたパーティーイベントを開催したことがある。写真は「株式会社DETUNE 会社説明会」(2010)

―― 最初にM01ありき、じゃあないんですね。

岡宮 まあ商売は商売でやらなければならないんですが、それで儲けようというより、それで何か楽しいことができたらというので作ったものなので。

―― 前に岡宮さんが言っていた「ソフトを作るとユーザーのコミュニティに混ぜてもらえる」みたいなことですね。

岡宮 そうですね。ただねえ、佐野の暴走が心配なんですが。

―― 具体的な番組名を思い出せないんですが、その昔のテレビ番組で、芸人さんが先生役で子供の生徒がいてというバラエティ、ありましたよね?

岡宮 「あっぱれさんま大先生」とか?

―― ああ、そういうの。そんな風なイメージでいたんですが。

岡宮 まあ、佐野がやるんで。そういう方向に流れないとは限りませんけど、学校としての形はしっかりしているんですよ。見た目はね。緑の白衣とか着させようと思ってるんですけど。

―― 全然見た目しっかりしてないじゃないですか。

岡宮 前にですね、この番組をやる人形町のカフェのお披露目会があって、そこに佐野が出たんです。何組かの人たちが10分ごとに出て喋るというスタイルで。プロの噺家さんも出ていたんですけど。終わったあとにその噺家さんの事務所関係の人が挨拶しに来たりなんかして。

―― どこの芸人かチェックしとけと!

岡宮 いやいや、うちは芸能関係じゃないんですけど、と。

―― いっそ、芸能関係にしちゃったらどうですか。

岡宮 そっちの方が儲かったらどうしましょう。

(次のページに続く)

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