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エレコム/ロジテックで始める無線LAN 第5回

新年度・新学期・新生活――ルーターを買い換えるなら今!

450Mbpsのエレコム高速無線ルーターでネット新生活に突入

2011年04月11日 11時00分更新

文● 林 佑樹 撮影●篠原孝志(パシャ)

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評価機でも容赦なし
編集部員総出の負荷テストを決行!

 さて、LAN-WH450N/GRのパッケージには同時接続台数として「パソコン5台以下/デジタル家電2台以下/ゲーム機4台以下」と記載されている。ところがエレコムからのマル秘情報によれば、「これは余裕を見て記載した数字です!」とのこと。

 では、実際に何台まで快適に使えるのか? ……これは実験せねばなるまい! さっそく編集部中を巻き込んでの負荷テストを行なってみた。

 まずは、編集部員私物の無線LAN使用可能なデバイスを片っ端から集めて、とにかく接続していく作業から。それにしてもいっぱい出てくる無線LANデバイス……。チェックに使用した機材は下記の通り。

  • iPhone 4×2台
  • iPhone 3GS
  • iPad
  • PSP×2台
  • IS06
  • BlackBerry Bold
  • NW-X1060/BI
  • GALAXY S
  • ノートPC×2台

 通常、ルーターにデバイスを複数接続していくと、一定数でデバイス側がアクセスポイントを認識できなくなったり、接続できたとしても頻繁に回線が切断されたりする。テストでは計12台のデバイスを接続して、同時にウェブを参照するという「嫌がらせ」に近い使い方をしてみたが、まったく問題なく、スムーズに表示された。

 正直、8台くらいでアウトと思っていたので、アテが外れてなんだか悲しい。……いや嬉しいのだが。

次々にデジタルガジェットをLAN-WH450N/GRに接続。見切れているがノートPCも複数投入!

 もっとも、1つのアクセスポイントに機器が10台以上も接続されるというケースは、スマートフォンクラスタのオフ会でもない限り、一般家庭ではまずあり得ないシチュエーションだが、ウェブにアクセスする程度であればそれほど帯域を使わないので、20台近くでも問題ないであろう感触を得た。

 自宅にデジタルガジェット好きが集まると、全員がノートPCを使うことも珍しくないので、そういったレアケースにも対応できるタフなルーターであることは間違いない。

 また、3Dバリバリのオンラインゲームをしながら、スマートフォンやノートPCを利用するといった、比較的ハードな使い方をするユーザーにもイチ推しの製品だ。

 もちろん、SOHOや小型店舗用の無線LANルーターとしても十分すぎる性能といえる結果なので、オフィス方面でもフラッグシップらしい活躍をしてくれるだろう。

パッケージ側面には同時接続数が明記されているものの、実験結果から考えるとやはり余裕を見た数字なのだろう

プリンターをルーター経由で共有しよう!

 一戸建てや複数の部屋があるマンションの場合、プリンターの共有が問題になってくる。ワンフロア向けの兄弟機「LAN-WH300AN/DGR」と「LAN-WH300N/DGR」の場合は、ルーター本体にUSB端子が用意されており、プリンターと接続することで、ルーター経由で複数台のパソコンからアクセス可能になる。

 一方、LAN-WH450N/GRの場合はWPSに対応しているため、同規格に対応しているプリンターであれば、プリンター側で設定して、WPSボタンを押すだけで良しというカンタン仕様。最新のルーターはプリンター共有も楽々なのだ。

1.使用したのはキヤノンのMP560。まずプリンター側のWPS設定を選ぶ

2.LAN-WH450N/GRの背面のWPSスイッチを押す

3.プリンターがLAN-WH450N/GRにアクセス開始

4.そして、あっさりと完了。作業時間はおよそ40秒といったところだ

ルーターを買い換えると設定がまた面倒
そう避けていた人にオススメしたい

 現行のルーターは軒並み各種設定が簡素化されており、数年前とは比べものにならないほど設定が手軽に、そしてスループットも高速になった。

 その中でもLAN-WH450N/GRは、特徴的な3軸伸縮アンテナ+IEEE802.11n/aで最大450Mbpsのストレスレスな高速無線LAN環境が楽しめるほか、「かんたんセットアップツール」による設定の簡略化によって、設置時の面倒な操作からも解放されている。

 この設定の簡略化は、兄弟機種のLAN-WH300AN/DGRとLAN-WH300N/DGRも同様であり、これら2機種にはUSB経由によるプリンター共有機能を有するため、利便性も高い。速度を取るならばLAN-WH450N/GRで決まりだが、自宅の間取りがワンフロアに収まっている場合などは、この2機種でも問題はない。予算と自宅の環境に合わせて選ぶのが最適解だ。

 新生活シーズンに合わせての一台目として、そして何より数年間ルーターを買い換えていない人にオススメしたいシリーズである。これを機会に今一度、自宅のネットワーク環境を見直してほしい。現状を遙かに越える快適なネットライフが送れること間違いなしだ。

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