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カスペルスキーのAndroid/Winセキュリティソフトを大紹介!

2011年03月14日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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独立した仮想空間でソフトを実行できる「仮想実行」
および「セーフデスクトップ」

 カスペルスキーならではの優れた機能として、任意のソフトを実行するための仮想空間環境「仮想実行」がある。通常の環境から独立した環境であるため、万が一ウイルスに感染しても普段利用している環境に影響しない。通常の状態でソフトを利用している場合のように、終了させるだけで良い。

任意のソフトのアイコンを右クリック。表示されたメニューから「仮想実行」を選択する

ウィンドウの周囲が緑色で縁取られた状態で起動する

 「セーフデスクトップ」は、デスクトップを丸ごと仮想空間化したものだ。セーフデスクトップも通常の環境から独立しており、影響を及ぼすことはない。ウイルスに感染してしまった場合は、メインウィンドウ右側の「セーフデスクトップ」内にある「クリア」をクリックするだけで、仮想空間内の情報をすべて消去できる。

「セーフデスクトップ」

100行以上の国内金融機関を充実サポート!「セーフブラウザー」

 「セーフブラウザー」は、通常の環境から切り離された仮想環境で動作するウェブブラウザーで、閲覧したウェブサイトのページのキャッシュや設定内容は、通常の環境とは別に保存される。このため何らかの脅威があったとしても、通常の環境には影響を与えることはない。

「セーフブラウザー」は、仮想環境で動作することで個人情報を保護できるウェブブラウザーだ

 また、国内の金融機関が展開するオンラインバンキングサービスに対応しており(100行以上)、通常のウェブブラウザーを利用している状態でログイン用ページにアクセスしようとすると、セーフブラウザーを起動して開くかどうか尋ねられる。前述のように、キャッシュなども通常環境とは別に記録され、個人情報を保護できるようになっている。

ログイン用ページにアクセスしようとすると、セーフブラウザーを起動して開くかどうか尋ねられる

大手都市銀行をはじめ、100行以上の国内金融機関のオンラインバンキングサービスに対応している。写真左が琉球銀行(沖縄県)のサービスにアクセスしたところで、写真右が三菱東京UFJ銀行のものだ

 もしサポートしていないオンラインバンキングサービスがあった場合でも、該当するURLを追加設定するだけで利用可能となる。またオンラインショッピングサイトのURLを追加して、安全にネットショッピングを楽しむということも可能だ。

サポートしていない金融機関のサービスがあった場合、「セーフブラウザー」用設定でURLを追加するだけで対応できる

 対応ウェブブラウザーはInternet Explorer/Firefox/Chromeで、このうち既定のプログラムに設定されているものが利用される。また、これら以外の場合はInternet Explorerが起動する。

IDやパスワードの盗用を防止!「セキュリティキーボード」

 個人情報を奪う方法として、キーボードのどのキーが押されたのかを監視/記録する「キーロガー」というソフトを送り込み、オンラインバンキング/オンラインショッピング用のIDやパスワード情報を盗み出すというものがある。その対策には、ハードウェアキーボードを利用せず、マウスを使ってソフトウェアキーボードで情報を入力するという方法が有効だ。

 Kaspersky Internet Security 2011では、仮想実行機能のひとつとして「セキュリティキーボード」機能が用意されており、テンキーを使った数字入力も手軽に行なえる。Internet ExplorerやFirefoxのツールバー上にあるアイコンか、ハードウェアキーボード上の「Shift+Ctrl+Alt+Pキー」を同時に押すことで起動できる。テンキーを備えていないノートPCでも数値入力しやすいはずだ。

文字/数字を安全に入力できる「セキュリティキーボード」

「Kaspersky Internet Security 2011」動作環境
OSWindows XP(SP2以上)/Vista/7(32/64bit)
CPUOS推奨環境以上
メモリーWindows XP:512MB以上、Windows Vista:1GB以上、Windows 7:32bit版1GB以上/64bit版2GB以上
HDDの空き容量480MB以上
そのほか光学ドライブ、インターネット接続環境など

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