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有機ELか防水か!? サイバーショット「TX」シリーズ

2011年03月02日 12時00分更新

文● 周防克弥

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WX同様に高感度特性は驚くほどアップ!

 画像処理エンジンには「BIONZ」を採用。この辺りは「WX」シリーズと一緒だが、ISO感度は(WXのように)ISO 100からではなく、ISO 125~3200までの設定になる。

 新しいセンサーを搭載する機種ということで、やはりノイズの少なさに驚く。ノイズリダクションを強く効かせていてディテールが落ちてしまっているが、ノイズの少ない滑らかな画像になっている。

TX100Vの感度別撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

TX10の感度別撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

 質感の再現性でいえばISO 1600以上ではちょっと厳しい感じだが、1600万画素もあると画像サイズが4608×3456ドットにもなり、100%拡大して使うことも少ないだろうし、50%以下に縮小してしまえばそれほど気にもならない。被写体にもよるが、ISO 800くらいまでは常用感度としても十分すぎる画質だ。

TX10の広角側(左)と望遠側(右)の歪曲収差チェック。TX100Vも同じレンズなので、写り具合は同じ。広角側では樽型の歪曲収差が結構大きく出るが、望遠側では問題ない

プログラムオートでは広角側で8cm、望遠側で50cmまで寄れる

おまかせオートでは、近寄ると自動的に「拡大鏡」モードに切り替わり、レンズ前1cmまでの接写が可能だ。ちなみにこの写真ではまだ2cmくらいまでしか寄ってない。色収差が若干あるが、気にするほどのレベルではない。WXシリーズ同様、レンズ性能はかなり高いと言える

おまかせオートでは、近寄ると自動的に「拡大鏡」モードに切り替わり、レンズ前1cmまでの接写が可能だ。ちなみにこの写真ではまだ2cmくらいまでしか寄ってない。色収差が若干あるが、気にするほどのレベルではない。WXシリーズ同様、レンズ性能はかなり高いと言える

 レンズは両機種ともに同じで、カールツァイス「バリオ・テッサー」レンズを採用。35mm判換算で25~100mm相当/F3.5-4.6の光学4倍ズームとなっている。最短撮影距離は、プログラムオート時において広角側で約8cm、望遠側で50cm。おまかせオート時においては広角側で「拡大鏡」モードが動作し、レンズ前1cmまで近寄ることができる。

 内蔵ズームを採用しているので、レンズ駆動部の自由度が高いのか、WXシリーズに比べて寄ることが可能だ。さらに、レンズの繰り出しがなく、電源のオン/オフは本体前面カバーの開け閉めだけで行なえるのでスナップ撮影や収納時に便利だ。カメラを出しっ放しで持ち歩くのではなく、ポケットやカバンから出し入れして使う人ならTXシリーズはかなり使い勝手のいい機種だろう。

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