電通関西支社は24日、京都・奈良の文化財が動画で観られるiPadアプリ「歴史カメラ」(iTunes Store)を提供開始した。
朝日放送が18年間、テレビ番組制作のために収録してきた映像をHD動画として配信するもの。配信回数は全9回。1回ごとに5~6本の動画を収録しており、4月まで順次新作を配信する。
第1~2回が「平城宮跡 大極殿復興事業」、第3~8回は「正倉院 宝物」、第9回が「桂離宮」で、第1~2回は視聴無料。それ以降は収録する動画の本数で価格が異なり、450円か600円。動画を1本ずつ115円で買うこともできる。
平城宮跡は平城遷都1300年にあたる2010年に一般公開された「大極殿」の復興事業を10年間に渡り追ったもので、正倉院は毎秋開催の「正倉院展」出品作を「聖武天皇の遺品」「天平の染織」などジャンルごとに収録したもの。最後の桂離宮は、四季の風景を6年分撮影したもの、という内容になっている。