2月23日、日本ユニシスは、U-Cloud IaaSのアドオンサービスとして「ICT仮想デスクトップサービス」を3月1日から開始すると発表した。
U-Cloud IaaSは、2月21日に発表した同社のICTサービスの新名称U-CloudのIaaSモデル。ICT仮想デスクトップサービスは、企業内で個人が利用するPCなどのデスクトップ環境をクラウド上に構築し、さまざまな場所・端末から利用できる環境を提供するサービスとなっている。
おもなスペックは、1台当たりのユーザデータ用ストレージがベーシックプランで1台あたり5GB、プレミアプランで1台あたり10GB。実行可能クライアントOSは、ベーシックがWindows XP、プレミアはWindows XPとWindows 7。なお、OSライセンスは、利用者が用意する。
本サービスの特徴は以下の通り。
- 既存オフィス環境からの移行が簡単
- 通常のPCで稼働するアプリケーションをほぼそのまま稼働でき、既存のオフィス環境からの移行が簡単
- 情報漏えいなどのリスクを抑制
- サーバー上でデスクトップの一元管理が可能となるため、セキュリティーの強化や、ITガバナンスの向上が図れる。また、利用者のPCや端末にはデータが残らず、紛失や盗難による情報漏えいなどのリスクが抑制できる
- 運用管理負荷の軽減
- 管理対象となるすべてのデスクトップが一元管理できるため、セキュリティパッチの適用作業やソフトウェアの導入作業などが、一括して実施できる
価格は、仮想デスクトップ台数1000台の場合、月額3950円/台(税別)から。また、オプションサービスとしてウイルス対策サービスを提供。VDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境でのウイルス検索を最適化したトレンドマイクロの「ウイルスバスターコーポレートエディション 10.5」を利用する。
