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痛車 in 大阪! 「痛車じゃぱんリターンズ2011」が開催

2011年02月18日 23時00分更新

文● 中村信博

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痛車の聖地・大阪南港エリアで 痛車イベントが開催

 2月13日。大阪南港にあるアジア太平洋トレードセンター(ATC)のピロティ広場にて、痛車イベント「痛車じゃぱんリターンズ 2011 in 大阪南港ATC」が開催された。快晴だけど肌寒さが残っていたこの日、会場には100台あまりの痛車や痛バイクが集結。当日は、南港の別の場所で関西最大のチューニングカーイベント「大阪オートメッセ」も開催されていて、そちらを目当てにやってきたお客さんも巻き込んで、会場は大いに盛り上がっていた。

 「痛車じゃぱん」の初開催は2009年で、今回が3回目の開催となる。初回は2009年の7月に、今回と同じ南港ATCで開催されて好評を博したが、その年の11月に開催された第2回を最後に一旦休止となっていた。だが、大阪市内でこのような痛車イベントが開催される機会はその後ほとんどなく、ファンからの強い要望もあって約1年半ぶりに開催されることになったのだという。

 会場となった大阪南港ATCピロティ広場は、大阪市の第3セクターが運営する大規模商業施設の敷地内にあり、かつてはコンテナ埠頭だった場所にタイルを敷いてイベント広場としている。屋外型のイベントを開催するにはうってつけの場所で、ルールさえ守れば今回のような痛車イベントも比較的容易に開催できるのだ。しかしコスプレ系イベントはよく開催されているが、今回のようなイベントは大阪に痛車チームが少ないためか、あまり開催されることはないという。ロケーションは最高で、しかも痛車イベントが開催できるせっかくの場所なのだ。これからこの場所で痛車イベントがどんどん開催されて、大阪でも痛車ムーブメントが盛り上がってくれることを期待したい。

 朝8時。隣接するフェリーターミナルの下船終了を待って、いよいよ搬入開始。入口に列をなしていた多くの痛車が、スタッフの指示に従って会場に並べられていく。今回のイベントには、大規模イベントの運営に慣れた京都と滋賀の痛車チームがボランティアスタッフとして協力していて、全般的にとてもスムーズにイベント運営が行なわれていた。

等間隔に印を付けたロープを張って、きっちりとした位置に参加車両を止めていく。多くの痛車を時間内に手早くならべるため、そして狭い会場内で混乱することが無いように、スタッフはスムーズにそれぞれのクルマを駐車位置まで誘導していくのだ

 ほとんどの参加車両が入場した午前10時、いよいよ「痛車じゃぱんリターンズ 2011」が開幕。会場の一角に設置されたステージでは、招待された女性バンド5組が午前と午後の2回にわたって生ライブを行なって会場を盛り上げている。さらに午後からは、大阪南港ATC内で開かれていたコスプレイベントの参加者も合流。大阪オートメッセ帰りのお客さんやATCの買い物客も見物に訪れていて、会場は老若男女を問わず多くのお客さんで溢れていた。

今回、会場の一角に出展していた「ハルヒ自動車」ブースでは、コルクのコースターにハンダコテで焦げ目を付けてキャラクターを描いていくサービスが行なわれていた

イベント協賛を行なっていた「日本アニマルトラスト」ブースでは、かわいいワンコがお出迎え。「日本アニマルトラスト」は、捨てられた動物を保護して新しい飼い主を探す活動をしているNPO法人だ

痛車が展示されているピロティ広場は、南港ATCのどこからでも見下ろすことができる。ATCを訪れた買い物客の多くが足を止めて、眼下で展開されている痛車イベントの喧騒を眺めていた

 今回のイベント展示台数は、四輪・二輪・自転車を合わせて、およそ100台。500台超のイベントも増えてきている現在ではやや小規模と思えるが、この会場ならばこれくらいの台数がロケーションにも見合った最適な台数のように思えた。ナンバープレートを見ると、近畿2府4県のほか四国や中国地方からの参加者が多く、愛知など中部地方からの参加者はほとんどいない。これは、同日に愛知万博会場で痛車イベントが開かれていて、そちらのほうに参加者が流れたためだろう。

ピロティ広場にずらりと並んだ痛車の列。岸壁に停泊している大型船と痛車というシチュエーションは、まさにこの場所だけが実現できる風景。今回はピロティ広場のみだったが、スペースにはまだまだ余裕があるので大規模イベントでも開催可能だ

「ハレ晴れユカイ」の曲にあわせてステージ上で踊る、ハルヒコスの出演者。テンションが一気にMAXに!

「けいおん!」劇中歌には、やっぱりオタ芸で返さなければ! ということで、ステージ前で踊りまくる一団も

 午後4時。会場に詰めかけた見物客や参加者の拍手とともに、イベントの閉幕宣言が出された。会場に整然と並べられていた痛車たちが、入場時と同じくスタッフの指示に従って順序良く会場を後にしていく。今回のイベントでは全般的に参加者のマナー意識が高かったのか、会場内にゴミがほとんど落ちておらず、いわゆる「迷惑行為」をする参加者もまったくいなかったそうだ。その点、会場側や見物に来たお客さんからとても好評を博していたことを、最後に記しておきたい。

 次のページからは、今回参加した車両を写真で紹介! いちおう全参加車両を押えたはずだけど、もしかすると抜けがあるかもしれない。もし「自分のクルマが写ってないよ!」という方がいたら、平にご容赦いただきたい……。

(次ページへ続く)

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