このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第137回

腕時計型Edyユニット「イーマネーバンド」を衝動買い!

2011年02月17日 20時00分更新

文● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「もしもの場合の500円玉」機能の追加は、あえなく失敗

 イーマネーバンドだけをして元気よく家を飛び出しても、そして5万円というかなりの金銭的余裕があっても、Edyの使えるお店がそういつも都合よく身の回りにあるとは限らない。

 そこで、Edyユニットを収めるプラスティック製カプセルはサイズ的に少し余裕があるため、筆者は不安解消用に「もしもの場合の500円玉」を入れて使ってみた。

 残念ながら結果は失敗で、財布に2枚のFeliCaカードを入れると読み取りエラーが起きるのと同じ状態となってしまった。500円玉が悪影響を与えるのか、お店のFeliCaリーダーが肝心のEdyを読み取れなくなるのだ。

 市販されている干渉を除去する金属粉を含んだ非干渉カードを丸く切り取って、丸いEdyユニットと500円玉との間にはさめば解決するのかもしれないが、あいにく手元にはなかったため今回はテストできていない。Edyユニットだけを取り出して、ごく普通の腕時計の裏側に両面テープで貼り付けても、エラーの状況は変わらなかった。

ごく普通の腕時計の裏側に丸いEdyユニットを両面テープで貼り付けてみたが、結果は失敗

 残念ながら「もしもの場合の500円玉」はあきらめたのだが、代わりに「もしもの場合の頭痛薬」を2錠封入して使っている。

500円玉ではなく、もしもの場合の頭痛薬として愛飲のバファリン2錠を小さくして入れている

「Nexus S」のNFC機能を試す

 SuicaやEdyの残高を確認するのは、キングジムが発売している携帯型電子マネービューワー「RELET」や、ICカードリーダー/ライター「PaSoRi」を使えば簡単だ。RELETは以前試した(関連記事)ので、今回はNFC(Near Field Communication)技術を採用したAndroidスマートフォン「Nexus S」で読み取りテストを行なってみた。

 最近Nexus SのようなNFC技術向けとして、Suica/EdyのID/残高/使用履歴を読み取れるフリーアプリケーションが登場しており、これを使うことでイーマネーバンド(Edyユニット)の情報を問題なく読み取ることができた(「もしもの場合の500円玉」を入れると失敗するが、「もしもの場合の頭痛薬」なら成功した)。Edy固有の番号とNexus S上の特定アプリケーションを連携して起動することも可能だ。

「もしもの場合の500円玉」を入れたイーマネーバンドを、NFC搭載Android用のEdyリーダーやSuicaリーダーアプリで読み込んでみた

残念ながらリードエラーを起こしてしまった

「もしもの場合の頭痛薬」入りならどうだろうか?

イーマネーバンドに入ったEdyユニットのタグ情報などが読み取れた。購入履歴ももちろん読み取れる

 Android OS 2.3.からはNFCが標準でサポートされており、今後はユビキタス社会が一層楽しくなるだろう。SuicaとEdyのグローバル環境での成長をぜひとも期待したい。


T教授

今回の衝動買い

アイテム:ハシートップイン(Hashy TOPIN)「イーマネーバンド」(e-moneyband)」
価格:3150円(アマゾンにて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

■Amazon.co.jpで購入

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン