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2010年CPUクーラー最強王者決定戦 第3回

TDP220Wサポートのクーラーも!

CPUクーラー2010年発売モデル最強王座はどれだ?【第3回】

2011年02月17日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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ヒートパイプ6本のハイエンド仕様
XIGMATEK「Aegir SD128264」

●対応ソケット:775/1366/1156、754/939/940/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:130(W)×66.4(D)×159(H)mm/670g
●ファン回転数:1000~2200rpm
●風量:最大89.45CFM
●ノイズ:最大20dB
●実売価格:6000円前後
●製品情報URL:http://www.fastcorp.co.jp/product/xigmatek/aegir.html

XIGMATEK「Aegir SD128264」

 8mm径が2本、6mm径が4本の合計6本のヒートパイプを装備し、その中の4本がCPUのヒートスプレッダに直接接触して熱伝導性をアップさせている。フィン1枚のサイズもかなり大きめだが、重量は670g(ファン含まず)と比較的軽量なのも特徴だ。
 6本のヒートパイプが功を奏してか、高負荷時の温度は41℃と高成績をマークしている。周辺冷却性能も高く、ガッツリ冷やしたい人にオススメだ。ただ、ファンノイズは大きめで、回転数を絞ったアイドル時でも動作音を感じる。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  27℃ 36.2℃ 26.7℃ 35.4℃ 42dB 1200rpm
純正より -9℃ -6℃ -3.2℃ -4.2℃ -1dB -600rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  41℃ 33.4℃ 26.5℃ 32.7℃ 50dB 2000rpm
純正より -23℃ -16℃ -10.1℃ -15.6℃ +2dB -1500rpm

さわやかなライトグリーンで見た目も涼しげ
Thermaltake「Jing 静冷魂」

●対応ソケット:775/1366/1156/1155、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:123(W)×131(D)×162(H)mm/920g
●ファン回転数:800~1300rpm
●風量:最大42CFM
●ノイズ:最大16dB
●実売価格:7000円前後
●製品情報URL:http://www.thermaltake.co.jp/product_info.aspx?PARENT_CID=C_00001427&id=C_00001428&cid=C_00000010&name=Jing+%E9%9D%99%E5%86%B7%E9%AD%82&ov=n&ovid=
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/552/552248/

Thermaltake「Jing 静冷魂」

 「Jing 静冷魂」は搭載されるファンがユニークな製品だ。このファンは独自の外枠を持つ専用ファンで、標準で2つ付属している。デュアルファンで高冷却を追求するほか、シングルファンで運用して残りの1つを予備ファンとして残しておくという使い方もできる。また、ファンの色がライトグリーンという珍しいカラーリングなのも特徴的で、回転中に揺らめく緑色がさわやかな感じを出している。
 テストは2つのファンを装着したデュアルファン仕様で行なった。ファンの回転数が最大でも1300rpmと低速なためか、ガンガン冷えているという数値は出ていない。その分ファンノイズは少ないので、動作音を気にする人向けの製品と言えるだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  32℃ 46.2℃ 29.6℃ 43.3℃ 40dB 500rpm
純正より -4℃ +4.1℃ -0.3℃ +3.7℃ -3dB -1300rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  48℃ 40.3℃ 28.5℃ 39.2℃ 46dB 1300rpm
純正より -16℃ -9.1℃ -8.1℃ -9.1℃ -2dB -2200rpm

(次ページへ続く)

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