3Dからパノラマまで、多彩な撮影モード
撮影機能は大きく分けて「プログラムオート」「iAUTO」「マジックフィルター」「パノラマ」「3D」「シーンモード」の6つが備わる。それぞれ見ていこう。
まず、iAUTOは同社のミラーレス一眼「Pen」シリーズでも採用されている、カメラがシーンを自動認識してくれる機能だ。「オート」「ポートレイト」「風景」「スポーツ」「夜景&人物」「マクロ」の6つのシーンを自動認識して、適切な設定を行なってくれる。
マジックフィルターはいわゆる“アートフィルター”のようなもので、画像に特殊処理を施した写真が撮れる。フィルター効果は「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「クリスタル」「水彩」の8種類から選択可能。クリスタルと水彩は今回初採用だ。これらの機能は動画記録時にも有効だ。
パノラマは3枚の写真をカメラ内で自動的に合成して、約180度ほどの広範囲を撮影できるモード。他社製のパノラマはカメラを振るだけで撮れる簡単な物もあるが、TG-310では一枚目の撮影後に次のフレーミング時に合わせる指標(丸印)が画面に表示され、重ね合わせて撮影することで写真の位置合わせが自動的に行われる。
3Dはその名のとおり3D写真が撮れるモード。2回の露出が必要で、1枚目の撮影後、ライブビュー上に薄く撮影した画像が表示されるので、横方向に少しずらす形でフレーミングすると自動的にシャッターが切れる。
シーンモードにはペット用のモードが備わり、犬と猫を選択可能。最大10匹までの犬または猫の顔を検出できる。また動きの早いペットのために、顔が向いた瞬間に自動的にシャッターが切れるオートモードも備わる。
このほかにも、自動追尾AFや撮影時に顔を検出してピントと露出を合わせる「フェイス&バックコントロール」や、撮影後に人物を綺麗に補正する「ビューティモード」などの機能を持つ。