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人気防水デジカメの新機種をチェック!オリンパス「TG-310」

2011年02月15日 12時00分更新

文● 周防克弥

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3Dからパノラマまで、多彩な撮影モード

モードは十字ボタンの中央を押せば呼び出せる。右側に項目が並び、各種設定やモードの変更が行なえる

モードは十字ボタンの中央を押せば呼び出せる。右側に項目が並び、各種設定やモードの変更が行なえる

 撮影機能は大きく分けて「プログラムオート」「iAUTO」「マジックフィルター」「パノラマ」「3D」「シーンモード」の6つが備わる。それぞれ見ていこう。

 まず、iAUTOは同社のミラーレス一眼「Pen」シリーズでも採用されている、カメラがシーンを自動認識してくれる機能だ。「オート」「ポートレイト」「風景」「スポーツ」「夜景&人物」「マクロ」の6つのシーンを自動認識して、適切な設定を行なってくれる。

マジックフィルターはフィルター選択画面で効果の確認が行なえる

ノーマルの写真。ただの道端の花だが、マジックフィルターを使えばさまざまな効果の写真になる

ノーマルの写真。ただの道端の花だが、マジックフィルターを使えばさまざまな効果の写真になる

「ポップ」では目が痛いほど色が派手になり、鮮やかな色合いになる

「ポップ」では目が痛いほど色が派手になり、鮮やかな色合いになる

「フィッシュアイ」は魚眼レンズで撮影したかのような効果が得られる

「フィッシュアイ」は魚眼レンズで撮影したかのような効果が得られる

「スケッチ」は線画で輪郭をトレースした仕上がりになる

「スケッチ」は線画で輪郭をトレースした仕上がりになる

「ウェディング」は全体が柔らかい感じになり、ソフトフォーカスの効果が出る

「ウェディング」は全体が柔らかい感じになり、ソフトフォーカスの効果が出る

「ロック」は2階調のドラマチックな画像になる

「ロック」は2階調のドラマチックな画像になる

「クリスタル」はハイライト部分に光のラインが入り、クロスフィルターの効果が得られる

「クリスタル」はハイライト部分に光のラインが入り、クロスフィルターの効果が得られる

「水彩」はスケッチで抽出したトレース画像に、水彩絵の具で色を乗せた感じ

「水彩」はスケッチで抽出したトレース画像に、水彩絵の具で色を乗せた感じ

 マジックフィルターはいわゆる“アートフィルター”のようなもので、画像に特殊処理を施した写真が撮れる。フィルター効果は「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「クリスタル」「水彩」の8種類から選択可能。クリスタルと水彩は今回初採用だ。これらの機能は動画記録時にも有効だ。

1枚目を撮影すると2枚目を撮る際にフレーミングの指標が表示される。2つの丸を重ねるとシャッターが切れる。これを3枚繰り返すことでパノラマ写真になる

1枚目を撮影すると2枚目を撮る際にフレーミングの指標が表示される。2つの丸を重ねるとシャッターが切れる。これを3枚繰り返すことでパノラマ写真になる

つなぎ目はかなり自然な仕上がりになっている。少し手間はかかるが仕上がりは上々だ

つなぎ目はかなり自然な仕上がりになっている。少し手間はかかるが仕上がりは上々だ

 パノラマは3枚の写真をカメラ内で自動的に合成して、約180度ほどの広範囲を撮影できるモード。他社製のパノラマはカメラを振るだけで撮れる簡単な物もあるが、TG-310では一枚目の撮影後に次のフレーミング時に合わせる指標(丸印)が画面に表示され、重ね合わせて撮影することで写真の位置合わせが自動的に行われる。

3D撮影では、ライブビュー上に1枚目に撮影した画像が薄く表示される。少しカメラを右に動かして位置合わせをすることで、自動的にシャッターが切れる

3D撮影では、ライブビュー上に1枚目に撮影した画像が薄く表示される。少しカメラを右に動かして位置合わせをすることで、自動的にシャッターが切れる

 3Dはその名のとおり3D写真が撮れるモード。2回の露出が必要で、1枚目の撮影後、ライブビュー上に薄く撮影した画像が表示されるので、横方向に少しずらす形でフレーミングすると自動的にシャッターが切れる。

 シーンモードにはペット用のモードが備わり、犬と猫を選択可能。最大10匹までの犬または猫の顔を検出できる。また動きの早いペットのために、顔が向いた瞬間に自動的にシャッターが切れるオートモードも備わる。

 このほかにも、自動追尾AFや撮影時に顔を検出してピントと露出を合わせる「フェイス&バックコントロール」や、撮影後に人物を綺麗に補正する「ビューティモード」などの機能を持つ。

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