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3D映像とサラウンド音声で、ゲームの世界に没入せよ!!

これは別次元! 「YSP-2200」で楽しむ3Dゲーム

2011年02月21日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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テレビの前に置くだけで、7.1chサラウンドを実現

YSP-2200のスピーカー部は「REGZA ZG1」の前に設置。サブウーファーは正面下に置いた

「YSP-2200」のスピーカー部は「REGZA ZG1」の前に設置。サブウーファーは正面下に置いた

 では、まずは実際に「YSP-2200」をセットしてみよう。テレビの手前のスペースにスピーカー部を置き、テレビを置いたテーブルの下にサブウーファーを置く。設置はこれだけで完了。サイズもコンパクトなので、置き場所を心配する必要はほとんどないだろう。

PS3との接続が完了したら、HDMI出力にもう1本HDMIケーブルを接続する。ちなみに3D映像を楽しむ場合は、HDMIケーブルも3D対応のものが必要なので注意

PS3との接続が完了したら、HDMI出力にもう1本HDMIケーブルを接続する。ちなみに3D映像を楽しむ場合は、HDMIケーブルも3D対応のものが必要なので注意

テレビ側のHDMI入力にケーブルを接続。ARC対応の薄型テレビならば、光デジタル音声出力の接続は不要で、テレビ放送の音声も「YSP-2200」から再生できる

テレビ側のHDMI入力にケーブルを接続。ARC対応の薄型テレビならば、光デジタル音声出力の接続は不要で、テレビ放送の音声も「YSP-2200」から再生できる

 準備は、ゲームをプレイするために用意した「プレイステーション 3」(以下PS3)のHDMI出力を、スピーカー部のHDMI入力に接続。一方で、スピーカー部のHDMI出力を薄型テレビのHDMI入力に接続する。

 サブウーファーも、それぞれのスピーカー端子を付属のスピーカーコードで接続するだけ。必要なケーブルは、HDMIケーブルが2本とスピーカーケーブルが1本のみ。あとはそれぞれの機器の電源をコンセントにつなぐだけだ。

 ちなみにサブウーファーに電源ケーブルは不要。BDレコなどのAV機器との接続も、テレビの手前のスピーカー部に接続するので、接続自体はとても簡単だ。

 さっそくゲームをプレイしたいところだが、「YSP-2200」で7.1ch音声を楽しむために、もうひとつ準備が必要。それが「インテリビーム」による音場調整だ。

 家の中の音響特性を測定することで最適な音質に調整するほか、周囲の壁と視聴位置との距離を測定し、最適な角度でビームが放射されるようにするのだ。といっても、設定はほぼ自動で、面倒な操作はほとんど不要。HDMIケーブルのほかにコンポジットケーブルでテレビと接続すれば、設定用のGUI画面が表示できるので、作業はもっと簡単になる。

自動設定の画面。最初の設定では、「1)のビーム調整+音質調整」を選択する。これで、ビーム角度と部屋の特性に合わせた音質補正の両方が行なわれる

自動設定の画面。最初の設定では、「1)ビーム調整+音質調整」を選択する。これで、ビーム角度と部屋の特性に合わせた音質補正の両方が行なわれる

コンポジットケーブルでテレビと接続しなくても、設定自体はスピーカー部の右側にあるディスプレーを見ながら操作できる。測定用マイクを接続すれば、自動で測定画面に切り替わるので、リモコンなどでスタートするだけで測定がスタートする

コンポジットケーブルでテレビと接続しなくても、設定自体はスピーカー部の右側にあるディスプレーを見ながら操作できる。測定用マイクを接続すれば、自動で測定画面に切り替わるので、リモコンなどでスタートするだけで測定がスタートする

設置位置に合わせて、「壁置き」や「コーナー置き」などを選択して決定する

設置位置に合わせて、「壁置き」や「コーナー置き」などを選択して決定する

 作業そのものは、付属の測定マイクを視聴位置に三脚などで固定してセットし、「YSP-2200」の前面にあるマイク入力に接続するだけ。これで自動的に音場設定の画面に切り替わるので、後はスタートを選択するだけだ。測定も3分程度の短時間で素早く完了するので、作業は簡単だ。

設定メニューでは音場の自動設定のほか、サウンド設定や入力設定などの設定変更が行なえる

設定メニューでは音場の自動設定のほか、サウンド設定や入力設定などの設定変更が行なえる

水平角度の調整では、5つのビームの聴こえる角度を微調整することも可能。左右のズレを揃えたり、好みに合わせて角度を変更できる

水平角度の調整では、5つのビームの聴こえる角度を微調整することも可能。左右のズレを揃えたり、好みに合わせて角度を変更できる

 さらに、音場補正は測定後に自分の好みで微調整が行なえる。例えば、フロントスピーカーやサラウンドスピーカーの定位する位置を調整することで、左右のスピーカーの位置のバラツキを揃えたり、好みによって後方スピーカーの後ろ方向に近づけるといった調整が可能だ。

 このあたりの設定は、サラウンド再生を試して「リアスピーカーの位置を変えたい」と感じたときにだけ操作すればいい。

3Dテレビを接続した場合、PS3のディスプレイ設定を変更すると、3D映像のための設定が追加される。写真は接続するテレビの画面サイズを設定する画面

3Dテレビを接続した場合、PS3のディスプレイ設定を変更すると、3D映像のための設定が追加される。写真は接続するテレビの画面サイズを設定する画面

自動設定で選択された設定の一覧。3D映像用の720p(3D)と1080p(3D)が追加されていることがわかる

自動設定で選択された設定の一覧。3D映像用の720p(3D)と1080p(3D)が追加されていることがわかる

 続いて、3Dゲームをプレイするために、PS3や薄型テレビの設定も変更する。PS3の場合は接続するテレビのサイズを選択する設定や、対応する3D映像の解像度の設定が追加される。

 3Dテレビは東芝の「55ZG1」を使用。本機の特徴は、超解像技術を3D映像に適用することで、720p解像度のゲーム画面を1080pに“より高精度に”アップコンバートしてくれる点だ。これにより、3D映像で肝心な細かなディテールも再現。また、表示遅延が極めて短い「ゲームダイレクト」を備えるなど、ゲーム好きな人にも魅力の多い3Dテレビだ。

REGZA ZG1では、映像に合わせて自動で3D表示に切り替わるが、目が疲れたときなど2D表示に切り替えることも可能

REGZA ZG1では、映像に合わせて自動で3D表示に切り替わるが、目が疲れたときなど2D表示に切り替えることも可能

多くの3Dテレビでは、2Dのゲームも擬似的に3D化して表示できる2D/3D変換機能がある。REGZA ZG1の場合、5段階で飛び出し具合を調整できる

多くの3Dテレビでは、2Dのゲームも擬似的に3D化して表示できる2D/3D変換機能がある。REGZA ZG1の場合、5段階で飛び出し具合を調整できる

 「55ZG1」の場合、初期設定で3D映像が入力された場合、自動で3Dに切り換える設定にしておけば、特に設定の変更は不要。3D映像を見ているときでも3D表示と2D表示を切り替えることができるので、長時間ゲームをプレイするときは必要に応じて切り替えるといいだろう。

 このほか、最新の3Dテレビには“2D/3D変換”の機能があり、2D映像のゲームも擬似的に3D化して楽しむことができる。ポリゴン3Dのゲームの多くは、2D/3D変換との相性がいいので、好きなゲームを3D化して、立体的な映像でプレイすることもできる。

 これで準備は完了! いよいよ3Dゲームとサラウンドによるゲーム体験をレポートしよう。

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