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富士ゼロックスと富士通がソフトウェアを相互提携

IT機器の稼働状況をモニタリングしてコスト削減

2011年02月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月7日、富士ゼロックスと富士通は、相互のソフトウェアを連携し、ネットワーク上のパソコンと、複合機およびプリンターの稼働状況と消費電力(CO2排出量)の一元的な見える化(モニタリング)を実現。同日より、ソリューション提供を開始すると発表した。

構成図

 連携するソフトウェアは、富士ゼロックスの統合ソフトウェア「ApeosWare Management Suite」と富士通の運用管理ソフトウェア「Systemwalker Desktop Patrol V14g」および「Systemwalker Desktop Keeper V14g」。

 これらソフトウェアの提携により、個々のパソコンと出力機器の消費電力データが運用管理ソフトウェアで一元的に管理ができる。また、紙の出力情報についても、複合機のコピーやファクスの出力枚数、およびプリンター専用機からの出力枚数も「Systemwalker Desktop Keeper V14g」で管理可能となった。

 このことでCO2排出量や電力消費量などの環境負荷状況とIT機器の使用実態を定期的に照らし合わせ、一元的にレポーティングができる。レポートは、機器の運用改善や最適配置の計画に有効で、2010年4月1日に施行された「改正省エネ法」のエネルギー排出における定期報告書/中長期計画書の作成にも役立つという。

 また、富士ゼロックスおよび富士通の社内実験では、連携によるIT機器の消費電力、CO2排出量と使用状況の見える化により、CO2排出量削減のための環境対策の実施と同時に、複合機やプリンターの最適配置/利用抑制などの施策により、電力や紙など約3割のコスト削減効果があったとした。

 価格は下表の通り。

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