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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第13回

満を持して登場! 「けいおん!」の聖地で誕生会

2011年02月09日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/痛車カメラマンK

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豊郷は「施設型」の聖地!

 ケーキカットのあとは、たくさんのグッズの抽選会、ここ豊郷を拠点に活動するバンドの生ライブと続き、ラストは参加者全員による私立桜ヶ丘女子高等学校校歌の斉唱でシメ。冒頭に配られた歌詞カードは、このときのために用意されたものだったのだ。すべての予定が終了したのは、日もとっぷりと暮れた頃。見上げた空からは、ちらほらと粉雪が舞い始めていた。

ここ豊郷小旧校舎を拠点に活動するバンド、その名も「豊郷ティータイム」。もちろん歌うのは「けいおん!」で登場した挿入歌だ

時間の都合により、歌ったのは3曲のみ。それでも会場のボルテージは最高潮に! 最前列でオタ芸を打ちまくるファンをはじめ、自然とオールスタンディングとなった講堂内はすさまじい盛り上がりだ

 こうして終わった、「けいおん!」聖地訪問篇。冒頭でも述べたとおり、ここ豊郷町において「けいおん!」作品中に登場したのはここ豊郷小旧校舎だけであり、以前ご紹介した木崎湖や城端といった「エリア」型の聖地というよりも、ひとつの場所に根ざした「施設」型の聖地といえるだろう。その点では、鷲宮神社のスタイルと同じようなものといえるのかもしれない。

 鷲宮と共通するのは、ひとつの目玉施設を基盤として、その周辺で新たな楽しみ方を模索する街全体の方向性だ。そこには、わが街のシンボルを取り上げてくれた作品をファンぐるみで愛し、街を挙げて応援していこうとする地元の人々の温かい視線がある。あるいは、われわれヘビーな聖地ファンはそういった地元の人々が持つ素朴な作品愛も感じたいからこそ、各地への巡礼旅を続けるのではないだろうか。

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